Fashion★シゴトNEWS
2022.05.13
パタンナーの平均年収と転職動向
パタンナーの平均年収



パタンナーの転職動向
コロナ禍によるブランドの閉鎖や、パターン作製の海外工場への委託などにより、パタンナーの求人は大きく減少しました。2021年の新規求人数は前年の114.5%と回復傾向にはあるものの、コロナ前の水準までは戻っていません。
それにともなって採用条件も上がっており、素材・仕様の深い知識や、CAD・手引きの双方でパターンを作成できること、それに加えてオールアイテムに対応できることなどが求められています。
また外注パタンナー管理などのための、コミュニケーション能力を問われるケースも増えています。
平均年収は昇給が大きくないように見えますが、これは育児や介護などで時短勤務に切り替える方が増えているためです。
年収は下がってしまうものの、一人ひとりがライフスタイルに合わせて、希望に沿った働き方ができるようになりつつあります。
パタンナーの転職成功のヒント
職種の性質上、評価制度に結び付きにくく、ご自身の成果が給与に反映されるイメージが弱いパタンナーですが、マーケットを踏まえたビジネス目線の考え方も求められます。また最近では、3D CADなどの新しい技術も普及しつつあります。
もちろんベースとなるスキルや知識が最も重要であることに変わりはありません。CADの利用が当たり前になった現在であっても、選考時にはほぼすべての企業で手引きによるパターン作製の課題が出ます。合間を見つけて、ぜひ手引きの練習をしておいてください。
またこのような状況下での転職成功のためには、パターンスキルや知識があることを前提として、さらに他者との差別化や自身の強みとなる、プラスアルファのアピールが必要です。たとえばトレンドリサーチや、自発的にさまざまなアイテムのパターン作製にチャレンジすること、新たに3D CADの勉強をしてみるのも良いでしょう。
このほか、原価率や生産効率の改善につながる仕様変更を、パタンナーならではの目線で考えられることも大切です。どの職種にも言えることですが、具体的な数字を提示することで、経歴や成果の説得力が変わってきます。日々の業務の中でも意識してみてください。
パタンナーは職人気質で、業務の遂行を最優先に考え、働く環境を劣後しがちな方が多い印象です。
クリーデンスなどの転職支援サービスを利用し、業界や転職市場を知ることが、ご自身のキャリア形成の一助になることもあります。現在の環境に少しでも疑問を感じている方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
目次
- デザイナーの平均年収と転職動向
- パタンナーの平均年収と転職動向
- MD(マーチャンダイザー)・バイヤーの平均年収と転職動向
- 生産管理の平均年収と転職動向
- OEM営業の平均年収と転職動向
- 営業の平均年収と転職動向
- マーケティング・プレス・販促・VMDの平均年収と転職動向
- 店長・販売の平均年収と転職動向
- WEB/ECの平均年収と転職動向
本件に関するお問い合わせ先
パーソルキャリア株式会社 クリーデンス事業部 お問い合わせ(総合)フォーム
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