Fashion★シゴトNEWS
2022.05.13
ファッションデザイナーの平均年収と転職動向
ファッションデザイナーの平均年収



ファッションデザイナーの転職動向
デザイナーの求人数は、コロナ禍による減少から2020年後半には回復傾向となりましたが、2021年には再び減少。2021年の新規求人数は、前年の96.0%となりました。前年と同様にOEM/ODM企業やD2C企業からの求人が多くなっています。
コロナ影響でブランド縮小・閉鎖などが相次ぎ、大きく減少したアパレルブランドやセレクト系の求人は、わずかながら回復傾向にあるものの、即戦力が求められることから、採用基準が高くなっているのが実情です。
業務委託契約での求人も引き続き増加傾向にあります。育児や介護などとの両立を目指す方にとっては、以前よりも希望に沿った働き方ができるようになったと言えるでしょう。
その一方で、リモートワークから通常の出社スタイルに戻す企業が少なくありません。デザイナーに限った話ではありませんが、今後もそのような企業が増えることが考えられますので、「在宅勤務を希望している」という理由で転職を希望している方は、より慎重に企業選びを進める必要があります。
ファッションデザイナーの転職成功のヒント
昨年から求人が増加しているD2C企業では、デザイン力だけではなく、インフルエンサーとのやり取りを通じて、その意図を具現化できる力や、企画生産までの知見など、これまでとはやや傾向の異なるスキルが求められています。デザイナーとしてご自身のクリエイションを広く発信していきたい、と考える方にはミスマッチにつながるかも知れません。
ブランド側の求人が狭き門となった現在、このような志向の方は、ODMデザイナーも選択肢に入れることをお勧めします。ODMであれば企画段階からご自身のセンスを発揮できるうえ、さまざまなブランドとの取引を通じて商材の幅を広げられる、マーケットを見る力を伸ばせる、生産背景やコスト感覚が身につくなど、成長・スキルアップの面で多くのメリットがあります。
このように市場の動きにともなって、ご自身にマッチした企業・業種も流動します。その流れを素早くキャッチアップするためにも、まずはご自身のスキルややりたいことを、あらためて洗い直してみてください。
またどの企業においても、より「売れる商品を生み出す」ことの重要性が増しています。面接の場では、デザイナーであっても「売上を伸ばすために何をすべきか」という質問が出る企業もあります。
「なぜこのデザイン・企画なのか」を数字に結びつけて話せるよう、現職でも意識しながら業務を進めてみてください。
目次
- デザイナーの平均年収と転職動向
- パタンナーの平均年収と転職動向
- MD(マーチャンダイザー)・バイヤーの平均年収と転職動向
- 生産管理の平均年収と転職動向
- OEM営業の平均年収と転職動向
- 営業の平均年収と転職動向
- マーケティング・プレス・販促・VMDの平均年収と転職動向
- 店長・販売の平均年収と転職動向
- WEB/ECの平均年収と転職動向
本件に関するお問い合わせ先
パーソルキャリア株式会社 クリーデンス事業部 お問い合わせ(総合)フォーム
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