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2020.10.01

<ファッションデザイナー必見!>転職活動のデザイン画、どうやって準備する?!キャリアアドバイザー座談会

デザイナーの方の転職活動にはほぼ提出マストと言っていい「デザイン画」。そもそもどんなものを準備すればいいんだろう?普段仕事で描いていないけど描かなきゃいけないの?何に気を付けたらいい?など、日々多くのご相談をいただいています。そこで、今回、アパレル業界出身で、デザイナー職のサポートに強いキャリアアドバイザーによる座談会形式で、転職活動で準備するデザイン画について話を聞きました。

今回、この2人に話を聞きました!

キャリアアドバイザー

大堀 陽介(おおほり ようすけ)

米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1社目はアパレルで営業を5年。MD、デザイナー、パタンナーと各ポジションが近い環境でした。 その後クリーデンスに入社し、営業を1年、キャリアアドバイザーとの兼務が半年、キャリアアドバイザー専任13年で現在に至ります。20代前半から50代までの方を対象に、幅広く転職のお手伝いをした実績があります。
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キャリアアドバイザー

島根 洋介(しまね ようすけ)

大卒後、セレクトショップ運営企業での勤務を経て、アパレル業界特化型エージェントにてキャリアアドバイザー及びリクルーティングアドバイザーを兼務。
その後ライフスタイル事業を展開する企業のホールディングス部門において、採用人事を担当。人事、経理、エンジニア等のバックオフィス部門の採用と、新規事業立ち上げに際しての採用を担当。
アパレル業界全体の活性化を志し、クリーデンスにて再びエージェント業を邁進中。
詳細プロフィールはこちら


実務での必要性に関わらず、ほとんどの企業でデザイン画の課題が出る

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今回は、クリーデンスのキャリアアドバイザーの中でも、川上職種、特にデザイナーの方の転職ご支援実績が多い大堀さん、島根さんにお話を伺います。よろしくお願いします!

大堀

よろしくお願いします。

島根

お願いします!

編集

まず、前提として聞いておきたいのですが、コロナ前後でデザイン画を見る企業の目は変わりましたか?
今回、コロナ禍ならではの話になるか、市況感を問わず参考にできるかを伺いたいです。

島根

他の職種と同様、採用ハードル自体は上がっていますが、「デザイン画を見る目」と言う意味ではコロナ前後の変化は特にないと思います。

大堀

なので、「コロナ禍だから」ということは特に気にせず、転職活動でご準備いただくデザイン画のポイント、という観点で聞いていただければと思います。

編集

分かりました!ではさっそくお話聞いていきたいと思います。
まず、そもそもの話で恥ずかしいのですが、「デザイン画」と「スタイル画」の違いって何でしょうか?

大堀

人によって言葉の使い方がやや異なるのですが、今回は、人物が着てポーズを取っている画を「スタイル画」、スタイル画や平絵、仕様書などを総称した、いわゆるデザイン資料のことを「デザイン画」と呼ぶことにしましょう。

編集

分かりやすいです!では、二人は普段、デザイナーの方がデザイン画を準備するにあたり、どのような相談を受けることが多いですか?

島根

一番は、「そもそもどんな資料を準備すればいいの?」です。特に、日常の業務でデザイン画、スタイル画を書かない方からのご相談が多いですね。「専門学校出てからまともに書いてないけど大丈夫かな…」っていう。

編集

少し脱線しますが、デザイナーさんが、業務でデザイン画やスタイル画を描かないことってあるんですか?

島根

ありますよ。OEM・ODMを多用している小売企業などは、マップ作製や切り抜きを使った指示書を作って商談することがメイン業務、というデザイナーも多いです。一方、アパレルメーカーはデザイン画を描いてMDなど社内にプレゼンするので、ご自身のイメージを人に伝えるスキルの高い方が多いです。

編集

デザイナーが画を描く機会のない企業でも、デザイン画やスタイル画の課題は出るのでしょうか?

島根

はい。デザイナーを採用する場合、実務でデザイン画を描く・描かないに関わらず、ほぼすべての企業でデザイン画の提出や課題が出ます。なので、まず初回のカウンセリングでその旨を伝えた上で、「描けば描くほど慣れてくるので、少しずつ練習を始めておいてください」とお伝えしています。

編集

何と…それは確かに不安に思う方も多いでしょうね。では、「どんな準備をすればいいの?」という相談に対し、具体的にどのようなアドバイスをしていますか?

島根

「デザイン画を用意してください」と企業から言われたとき、いきなりデザイン画をえいっと書くのではなく、まずはどんなデザイン画にするか、整理してから書き出すと分かりやすいです。たとえば作成するデザイン画のテイストや立ち位置を表したマトリックス表をマッピングしてみる、イメージワードを洗い出してみる、など。その上でスタイル画に落とし込んでいくと良いでしょう。
できれば平絵や素材イメージ、PANTONE○番(※色情報)なども添えられるとベターです。特別な条件がない限り、書類選考の資料としては、それでおよそ問題ないと思います。

編集

書類選考に通過して面接に進むと、さらに準備物があるのでしょうか?

島根

面接に進むと、「当ブランドの2021SSに向けて…」など、ブランドをテーマとした具体的な課題が出る企業が多いです。企業がその課題を通じて何を見ているのか、選考の真意は求人ごとに異なるため、企業へのヒアリングやこれまでの傾向など、分かる範囲で事前に応募者の方にお伝えするようにしています。

編集

課題の真意、とは具体的には?

島根

たとえばですが、デザイン画の方向性を、応募するブランドの現状に合わせたテイストに寄せるのと、またはその人(応募者)らしい新しい提案を入れるのとでは、どっちがいいと思いますか?

編集

うーん、やっぱりその人らしい新しい提案があった方がいい気がします。

島根

正解は、「どっちもあり得る」です。もっと言うと、企業の採用背景によって違います。企業が新しい視点を欲しがっている場合は、ご自身なりにそのブランドのことを考えて、ブランドらしさと自分らしさを掛け合わせたものを作ってみてください、というアドバイスになります。一方、欠員補充などの場合は、現状に寄せたテイストの方が良い場合もあります。

大堀

いずれにしても大切なのはブランド理解です。「ブランドをよく見ておいてください」とお伝えすると、今ある商品を一生懸命見る方が多いのですが、それだけを見てしまうとアイデアが広がらず、<そのまんま>なデザインになってしまう可能性があります。まずはコンセプトに立ち返って、どんなことを表現しようとしているのか、ブランドの世界観を捉えると良いと思います。

編集

ブランドコンセプトは、公式サイトなどを見ると書いてあることが多いですよね。
ほかに課題を準備するにあたり気を付けることはありますか?

島根

小売企業の場合、デザイン画を商品化したときの想定上代を面接で聞かれることがあります。その場で考えて答えるのは難しいので、事前に考えておくと良いですね。

編集

こういうデザインでこういう素材を使うから原価がおよそいくら、そこから原価率やブランドの価格帯、市場などを考慮して上代いくら…という。

島根

そうそう!そこまでしっかり考えておくと、デザイン画そのものの説得力が生まれるので、面接の質もぐっと上がります。「ビジネス感覚がある」という評価にもつながると思います。

編集

コレクションブランドなど、感性が重視されるような企業だとまた違ったりするのですか?

大堀

コレクションブランドは代表兼デザイナーであることが多いため、(デザイナーを募集する)機会は多くないですが、商業デザインが求められる企業と比べると、より個性が重視される傾向はあると思います。

島根

これは好みの話になってくるんですけど、コレクションブランドは、必要最低限の線だけで構成されたラフスケッチのようなタイプの画を好む企業が多い気がします。本当にうまくないと描けない絵というか…。だからってそういう画を書いたほうが良いということではなく、そこはブランドと応募者の相性だと思います。

編集

なるほど…。他に、企業によって好みが分かれる要素ってありますか?

島根

デザイナーさんがスタイル画を描くとき、どちらかというと顔面なし、または十字のみで顔を描かない方が多いんですけど、顔があることを好む企業も実はあって、これも私たちが分かる範囲で事前にお伝えしています。

編集

そういう企業ごとの「好み」をできるだけ事前に知っておけると、準備がしやすくてありがたいですね。


1枚の画の中にできるだけ多くの情報を盛り込むことが重要

編集

では次に、「転職活動に必要なスタイル画を描くときに気を付けたいポイント」を教えてもらいたいと思います!今回、大堀さんが実際にあったスタイル画のNG例を描いてきてくれました。

大堀

コピックと子供のペンを使って描いてきました(笑)。
何枚か準備してきましたので、どこがダメだと思うか聞かせてください。

編集

分かりました!ではさっそく見せていただきましょう。1枚目をどうぞ!

大堀

さて、いかがでしょう。まずは率直な感想はどうですか?

編集

これは素人目にもイマイチ感が伝わってきます。

大堀

どこがイマイチだと思いますか?

編集

平べったい…のっぺり…している…?(言いたいことはあるのに言葉がうまく出てこない)

大堀

のっぺり(笑)でもそういうことですよ。通常、1枚の画の中には、たくさんの情報が詰まっています。どんなポーズを取ればどこにしわが入り、どんなドレープになるのか。タックのあるなし、光が当たったときの光沢感。色味から伝わる濃淡や立体感、素材感、などなど。この画からは…

編集

ポケット付きのTシャツとスカート…色が青だからデニムかな?というくらいしか伝わってきません。

大堀

そうなんです。技術的に画がうまいかどうかも大事ですが、それよりも、スタイル画から伝わる情報がほとんどないことがNGポイントです。

編集

「スタイル画から伝わる情報」 ですね。おぼえました!

大堀

では2枚目はこちらです。

編集

あ!さっきよりも動きが分かります。パンツがなびいていて軽やか。シャツのしわ感が味わいなのかな?

大堀

少し情報が加わりましたね。それでもまだ伝わるものは多くありません。また、顔がのっぺらぼうなので、企業によっては髪や顔を加えたほうが良いかもしれません。
では次。

編集

あ!これもしかして…大堀さんですよね?!(笑)
似てる!髪質、表情、メガネ、パンツの丈感、オールスターハイカットまで再現されている…!

大堀

詳細にありがとうございます。でもそこじゃないです(笑)。
のっぺらぼうじゃないほうが良い企業がある、という話をしましたが、ここまでマンガタッチというかイラストっぽいのも、スタイル画としては良くありません。

編集

確かに、顔にばかり目がいって、洋服のつくりやスタイリングなどは後回しになってしまっていました。
(見れば見るほど本当にそっくり…!)

大堀

顔を描いたほうが良い場合もありますが、主役が洋服であることを忘れてはいけません。
ちなみに最近、顔の部分など、デザイン画の一部に写真をコラージュする手法をたまに見かけるようになりました。ひと昔前までは好まれませんでしたが、近年は、気にしない企業も増えている気がします。
では次はこちら。

編集

何がダメなんだろう…ちょっとわからないです。ただ、スタイル画と言われてイメージする、シュッとした感じではないような気がします。

大堀

そう。なぜシュッとしていないか、それは身体のスタイルが良くない、特に頭が大きすぎるからです。スタイル画は基本的に、スタイルの良い画を描くことが基本です。ウエストは高め、8頭身くらいのイメージで描くと良いでしょう。

編集

言われてみれば、スタイルが良くないと、せっかくのデザインが野暮ったく見えますね。

島根

そもそもスタイル画を描くときに体のバランス、等身、現実的にありえないポージングやフォルムなどはマイナスです。人間の身体をちゃんと捉えられているかはとても大事ですね。

大堀

次はこちらです。

編集

うーん…スタイルも良いし…ぱっと見、おかしいところは分からないです。

大堀

これは先ほど話していた、「現実的にありえないポージング」例ですね。一見するとそれっぽく見えますが、よく見ると腕や膝の角度がおかしいでしょう。あと、センスの要素も含めですが、この右手と右足が両方出ているポーズってかっこいい?という点が気になる選考担当者もいると思います。

編集

説明を受ければ「確かに」となりますね。ダメなところを探す難易度がどんどん上がっています…!

大堀

最後はこちらです。

大堀

これ、実は僕もよく買うあるブランドのECサイトを見ながら描きました(笑)。先に答えを言ってしまうと、ポケットに手を入れている点がポージングとしてあまり良くないかもしれません。ただ、これは自分でもそこまで悪くないかも、と思いながら描きました。

島根

うん、悪くないと思います。80年代っぽい色味が個人的に嫌いじゃないです(笑)。

編集

いよいよダメなところが分からなくなっていたので、悪くないと聞いてほっとしました。
洋服がきれいに見えるようなポージングが大事なんですね。

島根

実際に画を描くときには、これらのNG例みたいににならないよう、意識してみてください。スタイリッシュに見える頭身になっているか。自然なポージングか。企業の好みに合わせて顔を作っているか。素材感やシルエット、動いたときの感じなどが伝わる着色がなされているか。画が不得意な方でも、そのあたりを意識していただくだけで、印象はぐっと良くなると思います。

大堀

中でも頭身など身体のバランスが大切な気がします。スタイル画の第一印象を決めるといっても過言ではありません。

編集

頭身バランスなどはすぐに意識できそうな気がします!その他、工夫できるポイントはありますか?

島根

ファッションアイテムをトータルで扱うライフスタイルブランドの場合、バッグや靴などの服飾雑貨をスタイリングに含めることで、「ブランドの世界観を理解しているな」「全身でスタイリングを組める人だな」とプラス評価になりやすいです。

大堀

スタイル画で着用しているアイテムの平絵を描く、バックスタイルなど見えない部分を付け加えるなど、A4・1枚の中の情報量を増やすことが大切ですね。

編集

やっぱり情報量なのですね。とはいえ、私も画が得意ではないので、意識して書いても限界はあるんじゃ…と思ってしまいます。努力の結果、それでも画そのもののクオリティがどうしても追い付かない場合は、諦めるしかないのでしょうか。

島根

単純にうまいから良い、そうでないからダメというわけでもありません。
企業は、センスや感性、素材選びとプライスのバランス感覚、ビジネス感覚など、デザイン画全体から読み取れるすべての情報を見て評価をします。どの要素を重視するかは企業によって違うので、それを可能な限り把握した上で、ご自身の強みが活かせる資料作りをアドバイスしています。画が苦手な方でも、デザイナーとしての経験の中で培った「強み」をお持ちのはずですから。

編集

なるほど。「何を求められているか」と、「応募者の強み」がうまくかみ合うことが大事なのですね。

島根

そうです。デザイン画が得意な方はそれが活きるように、そうでない方はその他の強みをアピールできる資料づくりをおすすめします。たとえばスタイル画にプラスアルファで素材情報などを添えたり、別紙としてマップを作ったり。
またクリーデンスでは、企業にご推薦差し上げる際には「このような強みを持っている方です」という推薦文を添えています。

大堀

デザイン画の並びも大事です。商談ベースで企画を進めるのが得意なタイプの方であれば、最初にマップを持ってきて、仕様書を持ってきて、最後にスタイル画を添える。得意分野を前半に持ってくることで強みのアピールになります。

編集

逆に言うと、画のうまさだけで勝負できるというわけでもない?

大堀

そうですね。とはいえ、画がうまいにこしたことはなく、書類選考でうまい画を目にすれば「一度お会いしてみたいな」となるのが、採用担当者のホンネだと思います。結果、採用条件と合わずお見送りになってしまったとしても、「感性が素晴らしいです!」など、お褒めのコメントをいただくことが多いですね。


限られた期間や条件の中で、いかに質の高い資料を準備できるか

編集

次に、実際にデザイナーの方から寄せられた質問をいくつか紹介したいと思います。
まずは一つ目。デザイン画って、転職活動のために作成するものなのでしょうか?

島根

特定の企業に応募するため、というわけではなく、ポートフォリオとして作成したものを提出されることはあります。その場合、ご自身の感性やスキルは伝わるものの、応募したブランドのコンセプトや課題の意図が理解できているか、伝わりにくい可能性があります。特にブランドに寄り添ったほうが良い課題が出た場合は、その企業向けに作成いただくことをおすすめいたします。

編集

現職が忙しくて企業ごとに準備するのは難しい、という方も多いと思います。そこで二つ目の質問ですが、しっかり準備をする代わりに面接日程を少し先にして欲しい、という調整は可能なのでしょうか?

島根

その相談はとても多いです!企業の状況次第でスケジュール調整可能な場合もありますが、もしそういう要求を企業にした場合、選考ハードルが上がるのは間違いないでしょう。

編集

どういうことですか?

島根

仮に3日後の面接を2週間後に延ばした場合、採用担当者の中で「延ばした(んだから良いものが出てくるだろう)」というバイアスが掛かりやすくなります。良いものを出せても「2週間あったしね」、足りない部分があると「2週間もあったのに?」という目になってしまうんです。
逆に3日で仕上げた場合、もし足りないところがあっても、「(多少気になる点はあるけど)3日でよくここまで準備したね」という見方になりやすい気がします。

編集

心理戦のようになってきましたが、たしかにその気持ちはとてもよく分かります。

大堀

ここぞという時に力を発揮できるか?忙しくてもやりきれるか?短期間でどこまで完成度を上げられるか?というのは、「仕事のスタンス」や「デザイナーの力量」に対する評価にも繋がります。もちろん内容あってこそですが、短期間のほうが評価が上がりやすいというのは、あながち間違っていないと思います。

編集

確かに普段の仕事でも、短納期で高いクオリティのものが出てきたら「すごい!」ってなりますもんね。面接でそんな人と会えたら、「この人と一緒に働きたい!」ってなりそうです。

大堀

そうなんです。面接でも、「根気いったでしょ?普段もこれくらい手が早いの?」「これまでで大変だった仕事ってどんなの?」など、そこから話が膨らみやすいです。

編集

確かに。2週間延ばしてもらったあとの面接では、この会話にはなりませんもんね。

島根

2週間延ばしてもらったとしても、実際に2週間掛けて作りこむわけではないと思うんです。そう考えると、その3日はちょっと大変になるかもしれないけど、納期を最優先して根性でやり切ってしまった方が、その意欲も含め、結果的に評価に繋がりやすいと思います。

大堀

コロナ影響で買い手市場になっている今の市況感では、ライバルとの差別化や強みのアピールがより重要です。また、時間を掛けている間に採用が決まってしまった…という事例も増えています。デザイン画の出来は重要ですが、書類や面接準備のスピード感も、転職成功のための重要なポイントです。

編集

ありがとうございます。それでは三つ目、今回最後の質問です。
デザイン画は今やデータでやりとりするのが主流ですが、実際にファブリックを貼ったりして資料を作成することは可能なのでしょうか?

大堀

書類選考のデザイン画に関してはデータでお願いしていますが、面接の際にポートフォリオのブックを持っていくパターンは多いですね。その際、特に企業からのリクエストがなくてもファブリックを貼ったり、ご自身なりのこだわりの作りになっていたりして、かつ、それが企業の求めるものと合っていた場合、加点に繋がる可能性は十分あると思います。

島根

それでふと思い出したのですが、メーカー発のとある企業の方が、「『面接でポートフォリオを持ってきてください』とお伝えしたときに、普通のクリアファイルに挟んでくる人は、その時点でお見送りを考えてしまう」という話をされていましたね。

編集

それはどういうことですか?

島根

大切なモノをどのように扱うか?というセンスや価値観を見られています。感性や世界観を大切にする企業ほど、作品そのものだけでなく、それがどのようなケースに入っているか?出してからどのようにテーブルに置き、広げるか?などまで見られていることもあります。

大堀

以前、課題を企業に送付したらその梱包が美しくないという理由でお見送りになった、という話もありましたね。

島根

まさにそういうことです。特にデザイナーは職種特性上、その傾向が強いので、準備を含め細部にまで気を使うようにしてください。


さいごに

編集

大堀さん、島根さん、今日はありがとうございました!
それでは、悩めるデザイナーのみなさんに向けて、最後に一言ずつコメントお願いします!

島根

職業柄、これまで何百枚もデザイン画、スタイル画を見てきました。画1枚で説得力のある、魅力的なデザイン画を出される方もいれば、苦手なりに一生懸命描いたことが伝わりつつ、マップや指示書の分かりやすさが素晴らしい!という方もいらっしゃいます。デザイナーとしての強みは人それぞれですが、「転職活動のための画の描き方や資料の作り方」は間違いなく存在します。
今回は基本的な話のみでしたが、普段のカウンセリングでは、強みや応募する企業によって個々にお話させていただいていますので、お気軽にご相談ください。

大堀

普段の仕事の中で、デザイン画・スタイル画・仕様書のクオリティを客観的に評価される機会って、実はあまりないのではないでしょうか?実際、「他のデザイナーの描き方を知らなくて…」というデザイナーの方、とても多いんです。
自分はデザイナーではないので、デザインそのものに対してコメントする立場ではありませんが、デザイン画のクオリティに関する率直な感想や、転職活動に必要なアドバイスはお伝えできます。まずは描いた画やポートフォリオを見て欲しい、というご相談でも大歓迎です。ぜひお待ちしています!

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