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2024.03.26

パタンナーの平均年収と転職動向

パタンナーの平均年収

25~29歳:335万円 30~34歳:332万円 35~39歳:389万円

もくじ


パタンナーの転職動向

2023年のパタンナーの転職希望者は、前年と比較するとやや減少しました。 コロナ禍においては、内製から外注への切り替え、海外工場への作製委託など、パタンナーにとっては厳しい状況が続きました。 そのため2022年までは、これらのやむを得ない事情から転職活動を始める方が多く見られましたが、2023年はその状況が改善され、安定して就業できる方が増えたことから、転職希望者の減少につながったものと見られます。

実際に、市場の回復にともなって事業に余裕が生まれた企業も多く、パターンを内製に戻すための採用強化や、既存社員の待遇改善の事例も増えています。 これまでは減額・全額カットされていた賞与が満額支給されるなど、年収面にも大きく影響が出ているほか、求人数も2022年と比較して108%まで増加しました。潮目が変わり、転職を考えている方にとって大きなチャンスと言っていいでしょう。

「業務委託」「時短」などの働き方を希望する方も引き続き増加しています。制度を整備する企業も増え、デザイナーやパタンナーなどの職種には、浸透した働き方ととらえて良いでしょう。


パタンナーの転職成功のヒント

選考前に手引きの復習を

日常の業務ではCADを使用している企業であっても、採用時の実技試験は手引きで行われます。実技試験に先駆けて、ぜひ手引きの復習をしておいてください。
試験という特別な場で、身についているはずのスキルが思ったように発揮できなかった、という方も少なからずいらっしゃいます。

現職で肩書があると有利

パタンナーの業務は売上に基づく評価制度に結び付きにくく、成果が給与に反映されるイメージが強くありません。
業務委託で複数企業を掛け持ちすることで収入をアップすることも可能ですが、現職でチーフやマネージャーなど、何らかの肩書を持たれると非常に有利です。職人気質でマネジメント志向の方が少ない職種ではありますが、転職時の評価につながることは間違いないでしょう。

パターン以外でプラスアルファの強みを持つ

もちろんパターンスキルや知識があることは大前提ですが、さらに他者との差別化や自身の強みとなる、プラスアルファのアピールも必要です。
たとえばトレンドリサーチや、自発的にさまざまなアイテムのパターン作製にチャレンジすること、また原価率や生産効率の改善につながる仕様変更を、パタンナーならではの目線で考えられることも大切です。どの職種にも言えることですが、具体的な数字を提示することで、経歴や成果の説得力が変わってきますので、日々の業務の中でも意識してみてください。

ブランドイメージや対人印象を大切に

外注パタンナーの管理や外部との商談など、社外の方とコミュニケーションする機会も案外と多いものです。面接では対人印象やコミュニケーション力が伝わるような受け答えを心がけましょう。
またブランド側の採用では、ブランドイメージと乖離がないか、雰囲気や服装についても見られています。企業・ブランド研究を重ねたうえで面接に挑んでください。


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