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2016.10.19

ファッション×映画…モッズコートのお話

ファッション×映画…モッズコートのお話

皆様こんにちは。

朝晩がかなり冷え込む時期に入りましたが、如何お過ごしでしょうか。最近各社の店頭を見ていると、さすがにヘビーアウターは店内奥ですが、エントランスにコットン系アウターなどを打ち出していますね。

いよいよ秋本番です!

今日は映画とファッションを絡めた話題を書きたいと思っているのですが、秋口の軽羽織の定番アウターと言えば、モッズコートかと思います。皆様はモッズコートが出てくる映画と言えば何をイメージされますか?

ファッション業界経験者に聞いていると、やはり真っ先に上がるのは1979年公開のイギリス映画“さらば青春の光”です。
1973年アメリカで公開の青春映画“アメリカングラフィティ(なんと監督はジョージルーカス)”へのアンサームービーとも言われ、ファッションを絡めずとも名作中の名作です。

舞台は1960年代のロンドン、対立するモッズとロッカーズの抗争を軸に描く青春群像劇なのですが、ザ・フーの名盤“四重人格”から着想を得たことや、キャストの中に有名バンド・ポリスのスティングがいるなど、トピックスが多い映画です。

話は戻り、モッズコートに関してですがまずは簡単にモッズファッションを説明しますと・・

●ぴたぴたシルエット3つボタンスーツ
●パンツの裾はくるぶし丈でカット
●特徴的な髪型Mod Cut
●デコレーションしたベスパに乗る
●そしてモッズコートを羽織る

というスタイルが定番で、モッズコートは排気ガスでスーツを汚さない為に着用していたと言われています。

一般的にモッズコートと言うとM-51パーカとM-65パーカが該当しますが、正確にはモッズ達が好んで着用したのは、裾の形状が燕尾状のM-51フィッシュテールパーカを指します。
ここで面白いのが、米軍払下げのフィールドパーカが海を渡ってイギリスの若者に着られたということですが、ばっちり決まったスーツに土臭いミリタリーコート羽織るそのアンバランスさが、元祖トラッド×カジュアルのスタイルと言えるのでは無いでしょうか。

M-65の話もしたいのですが、非常に長くなって来たので本日はこのあたりで。

ちなみにM-65の代名詞映画と言えば1976年公開のタクシードライバーです。そちらも是非見て頂きたい名作です!

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