採用をお考えの企業様へ

2018.07.10

セミナー「母集団をどう作る!?2017年中途採用マーケット動向まとめ」レポート(第12回クリーデンス法人向けイベント)

クリーデンスでは去る2018年1月24日(水)、法人向けセミナー「母集団をどう作る!?2017年中途採用マーケット動向まとめ」を開催いたしました。

有効求人倍率が上昇を続けるなかで、法人のお客さまからお寄せいただくことが多い「母集団形成」に関するお悩み。
その解決のためには、各企業でも具体的な対策の実行や意識改革が必要となっています。

そこで本イベントでは、2017年の採用動向と採用成功のコツを職種別にお話しさせていただきました。
本レポートではその概要を少しだけご紹介いたします。今後の採用活動にお役立ていただければ幸いです。


採用成功した企業がやっていることとは

2017年、クリーデンスをご利用いただいて多くの採用成功に結び付いた企業は、業種もターゲットさまざま。
下記のような結果となりました。

[1位]繊維商社
[2位]ヤングレディースSPA
[3位]インポートラグジュアリー(RTW)
[4位]大手セレクト
[5位]インポートラグジュアリー(インテリア)

もちろん、ブランドとして人気が高いことや、業績が好調であることも一因ではありますが、採用成功のカギはそれだけではありません。
そこには選考スピードの改善や選考対象の見直しなど、いくつかのコツがありました。


職種別に見る転職動向・採用成功のヒント

デザイナー

各企業の採用予算が“売る”側に割かれたことから、デザイナーをはじめとする“作る”側の求人は減少しました。
一方で求職者は増えており、特に時短勤務やフリーランスとしての働きかたを希望する人が目立ちました。
その要望に柔軟に対応した企業が採用に成功しやすいほか、ブランドのデザイナーを採用する場合には、そのブランド力に惹かれる若手・ポテンシャル層に照準を絞った採用活動が良い結果につながるようです。

パタンナー

パターン作製を内製へ戻そうとする流れから、求人は増加しました。
そんな中で選考の障壁となっていたのが、平日に丸一日を要することが多かった実技試験です。
この内容を見直すことで選考スピードを上げ、より良い採用につながったケースもありました。
また求職者の年齢が若手とベテランに二極化していることから、採用ニーズによって選考年齢を分けて考えると、選考がスムーズに進みます。

MD

大手アパレルでのブランド閉鎖などもあり、就業人口が一時期よりも減少する一方で、リブランディングなどを目的とした求人が増えました。
企業ごとに業務内容が異なることも多いため、ご紹介できる人材も決して多くはありません。お一人おひとりと丁寧にお話し合いながら、選考を進めてください。
2017年の実績では、応募から入社の承諾までの平均日数が比較的長い29日、最長で52日というケースもありました。

生産管理

生産管理求人の内訳を見ると、ASEANとやり取りするための語学力を求める声や、働き方改革のための増員などが目立っていました。
スキルマッチでの選考がしやすい職種ですので、あらかじめ選考ポイントや条件の優先順位を決めておくことで、よりスピーディーに選考を進めることができます。

営業

「年収を上げたい」という思いから、異業界への転職を検討されている求職者の方も少なくありませんが、面接時の意向醸成によって採用成功へ繋がったケースも多くあります。
また、販売経験を活かして営業職にチャレンジしたいと考えられる方もいらっしゃいます。こういった方のために、あらかじめ選考条件に優先順位をつけ、譲れない部分・譲歩できる部分を明確にしておくことをお勧めします。

EC

アパレル・ファッション業界でのEC関連求人は増加した一方、求職者は業界をまたいで活動するため、さほど増えてはいません。またEC部門を新規事業と位置づけ、そのための人材として高めの年収を提示する企業も多いことから、条件が要因となって採用が難航するケースもありました。
さまざまな技術が求められるイメージもありますが、その中で自社には何が必要なのか、改めて必須となるスキルやスペックを見直してみてください。中には未経験でも対応できる業務もあり、選考の幅が広がるかも知れません。

店長・販売

求人・求職者ともに増加しましたが、未経験の方や離職期間が長い方、時短勤務を希望される方など、さまざまな条件でお仕事を探されている方が多いのもこの職種の特徴です。
売り手市場で採用に苦戦するなか、他社に一歩先んじるためには、スピード感を意識して選考を進めてください。
また職場環境・人間関係を重視する方が多く、店舗見学や面接だけでは働くイメージが付きにくかった、という声も聞かれます。面接時の意向醸成が大事になるポジションと言えるでしょう。


アンケートから

終了後のアンケートでは、参加いただいた方全員から「大変役に立った」「役に立った」という回答をいただいたほか、下記のような感想も頂戴しました。

「面接官のスキルアップや、意向醸成・口説く力などの重要性を感じました」
「改めて市場動向を再認識することができました」
「今後はさらに、入社後の定着率の向上も気になります」

また、クリーデンスの法人向けイベントでは恒例のグループディスカッションで、他社との意見交換や課題の共有ができて良かった、というお声も頂戴しています。

「他社にも同じような課題があることが分かりました」
「他社との交流のなかに今後のヒントになることが多かったです」


クリーデンスでは、今後もこのようなセミナーや講演会を企画してまいります。
テーマや登壇者についてのリクエスト、内容についてのご意見がございましたらお気軽にご連絡ください。
次回セミナーにつきましても、詳細が決まりしだい、メールや当ウェブサイト等にてご案内させていただきます。