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2022.07.20

<アパレル・ファッション業界 転職成功ストーリー>オファー年収が希望に満たない…どうやって決断した?!(キャリアアドバイザー 山﨑 麦)

クリーデンスではキャリアアドバイザーひとり当たり、年間で300名以上の方々の転職相談をお受けしています。その内容は千差万別ですが、その中にも転職成功のためのヒントが隠されているかもしれません。そこで今回は、キャリアアドバイザーの山崎が登場。山﨑が担当し、転職に成功された方の思い出深いエピソードをご紹介します。

今回、この人に話を聞きました!

キャリアアドバイザー

山﨑 麦(やまざき ばく)

新卒でセレクトブランドへ入社。接客販売や店舗運営、人材育成、VMDに携わり、メンズのドレスからカジュアル、レディース、キッズまで経験。2016年、クリーデンスに転職。前職での経験と知見を活かし、キャリアアドバイザーとして、デザイナーやMDなどモノつくりに携わる川上職種から、販売職や営業職など川下の職種まで担当し、転職活動をサポートしている。
詳細プロフィールはこちら


ご自身が思うものづくりのあり方を実現できる企業と出会い、そして内定!しかし…

今回、山崎さんがサポートした村上さん(仮名)はどんな方ですか?

村上さんは、アパレル・ファッション業界で働き始めて雑貨デザイナー一筋、10年以上のご経歴を持ち、前職では管理職として新規事業立ち上げなど責任あるポジションを任されていました。デザイナー×ご年齢の条件では、平均以上の年収を得ており、ご本人もやりがいを持って働いていました。

しかし次第に、
「自分の生み出しているものが社会にどんな影響を与えているのだろうか?」
「大量に作って、在庫処理のために安売りして、それでも余ったら破棄するビジネスってどうなんだろう?」

ということにギャップを感じるようになりました。前職でも、ご自身が思うものづくりのあり方を模索して新たなチャレンジをしてみたそうですが、一人の思いや力では限界があると痛感し、外の環境にも目を向けてみたいとクリーデンスにご相談をいただきました。

そんな話を初回のカウンセリングで伺い、なんて芯のある方だろうと思ったのを覚えています。

では転職する際の軸も、企業のビジネスマインドに共感し、誰かの役に立っているという実感を得られるかどうかがポイントだったのですね。

そうですね。ただ、それらに加えて村上さんのご経験が活かせ、年収面も合うとなると、条件が叶う求人はほとんどありませんでした。いくつかの求人をご紹介したものの、最終的に村上さんの想いと重なるかもしれないと思ったのは、実は1社のみでした。
その求人もすべての条件が叶うわけではありませんでしたが、ファッションの力でターゲットの方々を支えていくビジネスであること、新規事業立ち上げの求人で、同様の経験をお持ちの村上さんが活躍されるイメージがわいたことがポイントでした。ベンチャーマインドの高い社風も、村上さんのチャレンジ精神旺盛なスタンスと合うと感じました。

村上さんの反応はいかがでしたか?

前向きにご応募くださり、面接でも村上さん・企業ともに意向が上がっていって、見事内定を得ることができました!
しかし、オファー内容が記された「オファーレター」を受領してから、内定受諾するまでには村上さんの葛藤がありました。


年収が下がってしまうことをどう捉えるか?この転職で叶えたいことの本質に立ち戻る

どんな葛藤だったのでしょうか?

企業や仕事内容はすごくポジティブだったと思います。ネックは年収でした。
実は、先ほどお話した「すべての条件が叶うわけではない」のがこの年収で、求人票に記載された年収が村上さんの前職年収を満たなかったのです。実際、オファー金額もその枠を超えることはありませんでした。客観的に見るとオファー内容は決して悪くなく、提示金額の理由も納得できるものだったのですが、業界水準以上の年収を得ている村上さんにとっては、即決できないものになってしまいました。

年収はこれまでの経験を評価するひとつの指標ですし、当然生活もありますから、簡単には決断できないですよね。

よくよく話をお伺いすると、村上さんの真意は、「年収が下がってしまうこと自体よりも、入社後に何か壁に当たったときに年収を言い訳にしてしまわないか?」というところにありました。
村上さんからは、オファー金額が適正なものか?これから他の企業にチャレンジしても結果は同じだと思うか?というご相談をいただきました。しっかり実績を出して自らの手で年収を上げてきた村上さんですから、お気持ちは痛いほど伝わりました。

山崎さんは、そんな村上さんからのご相談に、どのように回答したのですか?

初回カウンセリングからまっすぐ思いをぶつけてくださった村上さんなので、私からも正直な気持ちをお伝えしました。
まとめると以下のような内容です。

・村上さんは、業界水準に対して高い評価を得ており、転職によって現年収をキープする難易度が非常に高いこと
・他を探したとしても「入社時点」で現年収水準を提示できる企業はごくごく一部であること
・キャリアの最優先が「年収」である場合、どのような企業や役職を目指せば可能性が高まるかを一緒に考えたいこと
・村上さんが転職において一番大切にしているものが何かを改めて考えてみて欲しいということ

私自身、村上さんと同じようなことを考えたことがありました。
私も年収だけを求めるのであれば、他の会社・仕事の選択肢があったかもしれませんが、自分が大事にしている価値観を実現するために、現在クリーデンスで働いています。社会人経験を一定重ねると、自分にとってすべての希望が叶う100点満点の会社と出会えることはないと自覚しているので、これだけは!という点が叶っていれば、もし他で物足りない部分があったとしても、納得することができています。

僭越ながらそんな私の話もした上で、「村上さんらしく働ける場所」を見つけていただきたいという思いを伝えました。


内定が出てから決断までには、想像以上の不安や葛藤が生まれるもの

山崎さんの自己開示まで…!それだけ、村上さんのお気持ちが伝わってきたということでしょうか。村上さんの決断はどうだったのでしょうか?

最終的には、「転職の軸のようなもの、ワクワクする気持ちをずっと感じているので、そこに賭けてみたい」と、入社をご決断されました。村上さんからは「どの会社を選んでも、色んな人がいて問題は必ずあると思っています。だからこそ壁にぶち当たったときに、自分で決めたことだと踏ん張れるように、この段階での強い決断が必要だと思っていて、山崎さんのおかげで心を決めることができました。」というご連絡をいただきました。

ここまで私自身のことを開示することはなかなかありませんが(笑)、村上さんが悩まれているポイントが「年収が下がること」そのものではなく、もっと仕事と向き合う上での本質的なところにあると感じたので、単に年収の業界水準をご説明して終わりではないなと思いました。そのうえで、ひとつの例として私の仕事観が参考になればとお伝えしました。
決断のきっかけになってくださったとのことで、こんなことを言ってしまうとプロ失格かもしれませんが、私がむしろパワーをいただいてしまいました。

納得の上でのご決断に繋がり、本当に良かったです。

転職活動って、「どんな企業が合うと思うか?」「転職活動すべきかどうか?」「求める条件の求人はあるか?」など、まずスタートのところで悩まれると思いますが、実は内定が出たゴール手前のところでもスタートと同様、ときにはそれ以上に不安や葛藤が生まれるものです。それは内定先が第一希望の企業だったとしても、起こり得ます。
今回、村上さんの葛藤をサポートできたことを嬉しく思いますが、最終的に決断されたのは村上さんご自身です。この先、壁にぶつかることがあっても、この決断が間違っていなかった!と思えるようなご活躍を願っています。

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