アパレル企業特集

2023.06.26

株式会社Roseau Pensant(ロゾパンサン)

新規ブランドやデジタルメディアの立ち上げなど、
高感度な“事業づくり”を手掛けるロゾパンサンの現在地

前回のインタビューはコロナ前の2019年。デジタルを核に総合的なビジネス支援を行うトータルマーケティングカンパニー、ロゾパンサンはこの4年で社員数が倍になり、またクライアントの幅も大きく広がったといいます。今回は、ロゾパンサンの現在地と未来について、代表取締役の上原さんと、転職して1年、初めてづくしの仕事に奮闘する島﨑さんにお話を伺いました。

今回、この方にお話を伺いました!

代表取締役

上原 英暢さん

代表取締役 上原 英暢さん

新卒でデジタル領域の広告代理店に入社。ナショナルクライアントを担当し、広告戦略やコンテンツ立案などを多数手がける。その後、ファッション業界でのイベント企画などを経験する中で、アパレル業界におけるデジタル領域の弱さを痛感し、2012年12月、アパレル業界に強みを持つデジタルマーケティング支援企業、株式会社Roseau Pensant(ロゾパンサン)を設立。代表取締役として現在にいたる。

コミュニケーション・デザイン事業部 ブランド・クリエーション ユニット

島﨑 翔子さん

コミュニケーション・デザイン事業部 ブランド・クリエーション ユニット 島﨑 翔子さん

新卒で制作会社に入社。主にファッションブランドのビジュアルやカタログの制作、ウェブ媒体の編集を担う。2年半ほど経験して退社、少しの休憩期間をおいて2022年6月ロゾパンサンに転職。ブランド・クリエーション ユニットでアパレル・ファッション業界を中心に、クリエイティブ制作から企画まで、さまざまな業務に携わる。

クライアントの幅が全業種に拡大中
アパレル・ファッション企業ではより上流の案件が増加

4年前のインタビューでは、クライアントの多くはアパレル・ファッション企業とのことでした。現状はいかがでしょうか?

上原:会社の規模が拡大し、社員数も50名から倍の100名まで増えました。
アパレル・ファッション系のクライアントはますます増えていますし、それ以外の業種のクライアントも一気に増えました。

アパレル・ファッションの世界で絶対的なナンバーワンになりたいという思いは変わらずあり、現時点でそれに近いポジションは取れていると思います。
一方で、同業種ばかりの仕事では経験値が限られ、成長が頭打ちになってしまいます。そのため、アパレル・ファッションに限定せず、色んな業種に向けてご支援の範囲を拡大しています。

ロゾパンサンは支援の幅広さが強みですが、ご支援内容に変化はありますか?

上原:業種によって多少異なりますが、アパレル・ファッション系においては、新規ブランドの立ち上げやリブランディングなど、ブランドの成長戦略を描くところからご支援する案件が増えています。
SNSや広告運用、インフルエンサーのセッティングなど、ピンポイントな案件ももちろんありますが、どちらかといえば事業に直結する案件が増えていて、ロゾパンサンに対する期待値が上がっていることを実感します。

たとえば直近では、あるファッションメディアのECサイト立ち上げを、戦略から事業計画、ビジュアル、サイト開発、プロモーション、取り扱いブランドのセレクトまで一気通貫で担いました。海外のカリスマディレクターをアサインしてセレクト商品を展開するなど、他にはない付加価値も作り上げました。

余談ですが、この4月に入社したばかりの新卒社員が初めてメールを送ったのがこのディレクターで、彼女に影響を受けた世代の僕としては、「新卒からこんなすごい人と関われるなんて!」とドキドキしてしまいました(笑)。

ファッションの世界で働いている人がワクワクする仕事が詰まっていますね!そうした案件が増えているのは、ロゾパンサンとして、上流に携わる案件に注力しているということでしょうか?

上原:そうですね、ロゾパンサンとしての実績を積み上げ、上流からのご支援により強みを持てるようになっています。深く入りこむほどに難易度は上がりますが、そこに挑戦し続けることで競争優位性、つまりロゾパンサンにしかない価値を創出していきたいです。

また、コロナ禍でEC化率が上がり、経営におけるデジタル戦略の重要性が高まったことも追い風で、デジタル領域のご相談が一気に増えましたね。僕たちの成長と時代の変化のタイミングが合ったところは大きいと思います。


上流から下流まで一気通貫で担うビジネスだから、経験できる幅がとても広い

ロゾパンサンに入社すると、どのような成長が期待できるでしょうか?

上原:ひとつの案件を形にするためには、市場調査やデータ分析、事業計画の設計、具体的な企画立案、クリエイティブ制作、マーケティング戦略など、たくさんの要素が必要です。

そんな中、ロゾパンサンではひとつのことだけをやり続けるのではなく、たとえばチームメンバーが数値計画やものづくりの企画、組織戦略、オフラインのイベント企画など、さまざまな業務に携わり、広げていくことができます。同じ仕事でも、クライアントの業種が変わることで視野がぐっと広がることもあるでしょう。

制作会社や広告代理店、プレス企業など支援範囲の限られた会社だと、経験できる範囲も限られますが、幅広いご支援に強みを持つロゾパンサンだからこそ、さまざまな経験を積むことができます。しかもその経験を色んな企業やブランドに対して横断的に手掛けられる点は、キャリアパスの自由度が非常に高いといえます。現に、複数の役割を兼務しているメンバーが大勢活躍していますから。

やりたいことをやりたい状態に近づけていけば、当然ながら自由度は上がっていきます。
そうすると、成長スピードも上がっていくのではないでしょうか。

今後のロゾパンサンの方針、どのように成長していきたいか聞かせてください

上原:毎年150%成長を目指したいです。
自分たちが価値を生み出せるところであれば、領域や業種を問わず全方位に拡大していきたいし、常に新規事業を手掛け続けたいです。

新規事業とはたとえばどのようなものでしょうか?

上原:クライアントワークの質を高め、幅を広げること、そして自社事業です。特にこの3~4年は、海外でも勝負していきたいですね。越境ECなど、日本から海外のマーケットに向けて発信していきたいですし、さらには海外に拠点を置くことも考えています。

日本国内でもまだまだ事業は拡大できますが、世界で最もポテンシャルが高いと言われる東南アジア・南アジア諸国と日本との関係性を考えると、海外で戦いやすいタイミングじゃないかと感じています。
とはいえ、根底にあるのは「世界に目を向けて戦ってみたい!」というシンプルな思いです。その思いを叶えるため、勝ち筋を見つけるべく準備中です。


制作だけの前職から、ブランドの立ち上げに携わる仕事へ

島﨑さんがロゾパンサンに入社したきっかけ、決め手をお聞かせください

島﨑:新卒で制作会社に入社し、主にファッションブランドのビジュアルやカタログの制作、ウェブ媒体の編集を担っていました。2年半ほど経験したのち、退職して転職活動する中で出会ったのがロゾパンサンでした。

ロゾパンサンに決めた理由は、クライアントと上流からのお付き合いがあることです。前職では、「このアイテムを売るためのクリエイティブ制作」などピンポイントな仕事が多く、その結果や反響までは得られませんでした。もっとクライアントに入り込み、クライアントが何を求めているのか?自分の仕事が消費者にどのように届いているのか?というところまで携わりたいと考えていました。

他に応募していたのはどのような企業だったのですか?

島﨑:制作会社やマーケティング支援会社を中心に応募していましたが、ロゾパンサンほどクライアントに入り込んでいる企業はほかにありませんでした。

また、私はファッションが大好きで前職に就職しましたが、大変なこともたくさんあって、正直、好きなことを仕事にする必要はないかもしれないと感じていました。しかし転職活動を進める中でさまざまな業界や企業を知り、「大変だけど魅力的な業界だな」と改めて思うことができました。これからもファッションに関わる仕事がしたいという想いが最終的な決め手となって、ファッションにも強いロゾパンサンを選びました。

入社後はどのような仕事に携わっていますか?

島﨑:あるブランドの新規立ち上げプロジェクトの一員として、ウェブ企画や制作、進行管理などを担当していました。最近はほかの案件も増えてきて、ウェブ制作を軸に、イベント企画・制作など幅広く携わっています。担当クライアントは主にファッション企業ですが、ウエディングなど他業界の案件も担当しています。

どの案件も、部署を超えていろんな役割の人たちが集まってチームで動くので、企画やSNS、インフルエンサーマーケティングなど、これまでに接してこなかった多くのことを学び、自分の知識や経験の幅が広がっている実感があります。

この1年で印象に残っている仕事を教えてください

島﨑:先ほどお話しした、ブランドの新規立ち上げに関するすべての仕事です。
クライアントワークでありながら深く入り込んでいるため、携わったクリエイションの効果を知ることができ、消費者のリアルな反応が伝わってきます。同じ制作の仕事だとしても、「制作だけ行う」のではなく、「事業を作る」ことに携わりながら経験を積めるのは、自分自身の成長にも繋がっています。

ロゾパンサンも前職も同じBtoBビジネスがメインですが、クライアントへの入り込み方が違うだけでこんなに仕事の幅が広がるんだ!と実感しています。


もっと色んなことができるようになりたい
夢中になれることを突き詰められる場所

島﨑さんは仕事以外ではどのようなことに興味がありますか?

島﨑:私は北海道出身ということもあって乗馬が趣味で、今も埼玉の乗馬クラブに所属して週1回通っています。ほか、休みの日に展示会へ足を運んだり、仕事に繋がりそうな情報にアンテナを張ったりもしています。
あとはお酒が好きですね(笑)。ブランド・クリエーション ユニットは比較的近い世代が多いのでみんな仲良くて、よく一緒に飲みに行ったりしています。

みなさん仲良さそうですね!みなさんのキャラクターや社風はいかがでしょうか?

上原:ロゾパンサン全体の共通点は、成長意欲の高い人が多いことです。会社として成長し続けたいと思っていますし、そのために自社事業からクライアントワークまで幅広く色んなことを仕掛けているので、「ここで頑張れば自身の成長に繋がりそう!」と期待して入社する人が多いのだと思います。

ロゾパンサンだからこそ幅広い成長ができるという話が先ほどありましたね

上原:日々仕事をしていて、「今の自分にできるかどうか」で線引きしてしまうことってありませんか?
ロゾパンサンでは、無意識のうちにそうなってしまわないよう、初めての仕事をたくさん手掛けられる会社でありたいし、チャレンジ要素を盛り込んでいくことで、一人ひとりのできることを増やしていきたい。そうすると結果も出しやすくなり、結果が出ると自信に繋がる。ロゾパンサンはそういう会社です。

島﨑:私もこの1年、ブランドの立ち上げから企画、イベント制作など、ほとんどが初めての仕事でした。私ってこんな形で成長できるんだ!と驚きもありましたし、もっと色んなことができるようになりたいと思うようになりました。

ブランド・クリエーション ユニットで言うと、好きなものがハッキリしている人、芯のある人が多いです。
ファッションとか映画とか、それぞれ詳しい分野があって、お互いに共有し合えるのがすごくおもしろいですし、そこで知ったことが仕事に役立つこともよくあります。とても刺激的です!

上原:特にブランド・クリエーション ユニットは、杓子定規な成長を望むスタッフがあまりいないかもしれません(笑)。自分のやりたいこと、夢中になれることを手掛けたい、そのためにこういうスキルが欲しい!だからこんな経験を積みたい!と考えるタイプが多い。みんなユニークで、とても興味深いです。


「おもしろくない?」「ドキドキしない?」という感覚を、
周りを巻き込んで形にしていく

それでは最後に、こんな人と一緒に働きたい!というメッセージをお願いします

島﨑:好きなものに対して熱量高くハマれる人は強いです。仕事に限らず、趣味の知識や経験を仕事に活かし、夢中になる。そういう人たちと一緒に働くことに刺激を感じられる人が合うと思います。

特定のことに強いぶん、ほかに弱いところがあったとしても、コンプレックスを感じたり気負いしたりせず、「それが自分だから」と芯がある人は、普段接していても「人として強いな!」と思います。そういう方に来ていただけると嬉しいです!

上原:上流から一気通貫で入り込み形を作っていく上では、事業計画を立てたりするための論理性、ロジカル脳、分析力などと同時に、そこからは生まれ得ないアイデア力やクリエイションも非常に重要です。

なぜなら、感度が高く、独自の目線を持った人から出てくるアイデアや視点は、論理ベースでは出てこないような独自性、おもしろさがあるからです。

ロゾパンサンとして論理とアイデアの両軸があれば、クライアントに提供できる価値はさらに上がっていきますし、おもしろい成長ができるんじゃないかと思っています。
一人では形にできないことでも、僕たちはチームで動いているので、苦手なことは補完し合えば良いのです。
今募集しているブランド・クリエーション ユニットでは、まさにそういう人を求めています。

たとえば好きなブランドの歴史や職人のこだわり、クリエイション、トレンドに対するスタンスなど、自分なりに深掘りして探求して夢中になれる人。そうした思いや知識を具体的に話せる人。そこに理論的な組み立てがなかったとしても、「おもしろくない?」「ドキドキしない?」という感覚を、周りを巻き込んで形にしていける人と一緒に働きたいですね。
そんなロゾパンサンに興味を持っていただけた方は、ぜひお待ちしています!

株式会社Roseau Pensant(ロゾパンサン)

株式会社Roseau Pensant(ロゾパンサン)

事業内容 広告、広報に関する企画および制作、販売
企業の広告、広報、宣伝などのマーケティングに関する企画、調査およびコンサルティング業務
各種広告宣伝物、印刷物などの企画、デザイン制作および販売
セールスプロモーションの企画、立案および制作、販売
各種イベントの企画、立案、制作および運営、管理
情報の収集、分析、管理および情報処理サービス業ならびに情報処理に関する研究および開発
ホームページ、ウェブサイトの企画、設計、開発、販売、運用および保守に関する業務
インターネットに関する総合コンサルティング業務
インターネットのコンテンツの企画、制作、運営
職業安定法に基づく有料職業紹介事業
個人および企業における職業紹介に関するコンサルティング業務
旅行に関する情報提供及びコンサルティング業務
前各号に附随関連する一切の事業
事業所 東京都港区六本木7-3-16
六本木インターナショナルアネックスビル4F
設立 2012年12月12日
代表者 代表取締役 上原 英暢
従業員数 105名(2023年6月時点)
資本金 1,000万円

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