アパレル企業特集

2019.12.12

Jasmin Speaks、farfalle、TRECODE(株式会社クロシェ)スタッフインタビュー

“ここち良さを、あたらしい視点から”
神戸発のクロシェが目指す、笑顔溢れるしなやかな組織とは?

高感度インポートブランドを中心としたセレクトショップ「Jasmin Speaks(ジャスミンスピークス)」をはじめ、ポップアップから火が付いたオリジナルブランド「farfalle(ファルファーレ)」「TRECODE(トレコード)」などを展開するクロシェ。今回は社長の沼部健さんとスタッフのみなさんにお集まりいただき、クロシェが大切にしていること、クロシェで働くおもしろさ、クロシェのこれから…などについてお伺いしました。

社長たちがどんな話でも「おもしろいね」と言ってくれるから
自然と「こんなのどうかな」の声が挙がってくる

みなさんがクロシェに入社した決め手と、今の仕事に至るまでの経緯を教えてください。

加々見:私は学生時代から培ってきた英語を活かせること、前職の営業経験が活かせること、そして何気に重視していたのが、私服で働けること(笑)でクロシェへの転職を決めました。東京勤務なのですが、面接は神戸本社で行って、楽しそうな雰囲気がいいなと思ったことも決め手のひとつでした。入社後はずっと卸事業の営業として東京で働いています。

増田:私は大学卒業を機にジャスミンスピークスの求人を見つけ、洋服が好きだったのと、以前から可愛いお店だなと思っていたのとで、アルバイトとして入社しました。ずっと販売職だったのですが、お店で「こんな商品があればな」「こうなったらいいのにな」などと思うことが増えてきて、それらを自分の手で叶えるためにジャスミンスピークスのMDにチャレンジしました。まだMDは1年目なので試行錯誤中です。

辻口:私はもともと編集や制作の仕事に興味があって、未経験からチャレンジできたクロシェにWeb制作担当として入社しました。経験を重ねていく中で、次第にディレクションや企画への興味が高まって、一度は転職活動もしていたのですが、そこで改めて考えたときに、「クロシェはお客さまにちゃんとPRできているのかな?」と気付いたんです。そこで、制作とは違う形でクロシェを良くしていきたいという気持ちを当時の社長に伝え、PRとしてチャレンジさせてもらえることになりました。

細木:私はもう偶然の連続で、まさか今ポップアップ事業のマネージャーをしているなんて夢にも思っていませんでした。ジャスミンスピークスのマネージャーをしているときにポップアップ事業が立ち上がり、全国に出張して奮闘するスタッフを見て「全国に行けていいな!私もやってみたい!」と手を挙げ、ポップアップ事業が軌道に乗って全国を飛び回るのにちょっと疲れてきたな、というタイミングでマネージャーとして本社で舵を取る役割になり…と、自分の仕事に対する気持ちと変化のタイミングがうまく合い、流れの中で色んな経験をさせてもらっています。

みなさん、「やってみたい!」からスタートして今の仕事に繋がっているのですね。そういうことを言えることも、チャレンジさせてもらえる環境もどちらもステキですね。

辻口:(ホールディングス代表の沼部)美由紀さんも、(社長の)沼部さんも、何でもおもしろがって聞いてくれるんですよ。違う意見があっても絶対にシャットアウトせず、どんな話でも最後まで聞いて「おもしろいね」って言ってくれるので、自然と「こんなのどうかな」っていう声が挙がりやすいんだと思います。

みなさんのお互いの呼び方などを伺っていると、上下関係なく距離が近くて仲良いのが伝わってきます。

細木:辻口はぼんちゃん、増田はますえり、加々見はかがみーる、私は美和ちゃんって呼ばれてて、社長も美由紀さん、沼男さんってみんなあだ名で呼んでいます(笑)。社長、マネージャーと肩書はありますが、上下関係というよりもあくまで役割として捉えているので、フラットにみんなで仕事をしている感覚です。


販売での経験があるから分かることがたくさんある
お客さまもスタッフも、みんなが元気になるような商品を生み出したい

ポップアップでも人気商品であるファルファーレのバレエシューズとトレコードの山の手スカートですが、ヒット商品はどうやって生まれたのでしょうか?

辻口:バレエシューズは世の中で売れている低価格シューズと高価格シューズのちょうど間を狙い、履き心地、品質、色展開などを工夫して売り出したところ、ポップアップを中心にヒット商品となりました。その成功ポイントをトレコードにも当てはめて生まれたのが山の手スカートです。

細木:正直、ポップアップに持っていってもそこまで売れる手ごたえはありませんでした。ところが百貨店のバイヤーさんが「これは売れるからたくさん持ってきてください」って。半信半疑でも持っていって、いざ始まってみると驚くほど売れて、ラックがスカスカになってしまうほどでした。

増田:生み出した全商品をヒットさせるのは難しいですが、地道に続けていると定期的にヒット商品が生まれる波が来ます。ファルファーレ、トレコードとそんな商品が生まれたので、私が担当しているジャスミンスピークスでも今チャレンジしているところです。

ジャスミンスピークスではどのようなコンセプトで商品開発を行っているのですか?

増田:ジャスミンスピークスはインポートブランド中心のセレクトショップなので、そこで商品がヒットしたとしても、買い付けた数しか売ることができません。そこで自社企画で商品開発し自分たちでコントロールしていこう、とオリジナル商品をスタートしました。ヒット商品が生まれるとお客さまが足を運んでくださり、相乗効果で他の商品も売れるので、すべてがうまくいきます。そういう商品を生み出したいです。

そういう肌感は販売職をご経験していたからこそですね。

増田:販売スタッフからすると、ヒット商品があるかないかで心持ちが大きく変わります。「今日もあれが売れてくれるはず。じゃあ他の商品をどうやって売るか考えよう」と始まる1日と、「今日はどうやって数字を作ろう…」から始まる1日では、お客さまへの接し方もモチベーションも全然違ってくるんです。販売経験者として、心の支えとなる商品があることの大事さを身に染みて分かっているので、今MDとして、そういう商品を生み出したいという思いで取り組んでいます。


クロシェという会社で働くこと自体が楽しい
みんなの個性を活かして大きなパワーになる会社

今の仕事のおもしろさはどういうところですか?

増田:MDになって、やってみたいことに携われている楽しさと、まだ結果が出せていない必死さとが両方あります。これは私が仕込んでうまくいった!っていう手ごたえを味わいたくて今は畑を耕しているところです。そういう時期は仕事をしていたら絶対にあるので、頑張って結果を出したいですね。

加々見:私は国内外含め、取引先の方々との関係構築ができていったり、長年の取引の中で、色んな場面でこちらに有利に交渉が進められたりしたときには、続けてきて良かったなって思います。英語を活かして仕事ができているのも楽しいですね。

加々見さんは育休から復帰して時短で働いていらっしゃるのですよね?

加々見:そうです。友人やママ友の話を聞くと、時短で復職する際には別の仕事になったり、サポート業務しかできなかったり、残業や出張などもできなかったりと、制限の中で仕事をしている人がほとんどです。私は働き方が変化しても、これまでの経験を無駄にすることなく続けられているので、仕事へのモチベーションはむしろ以前よりも高いかもしれません。場合によっては子供が原因で急な休みや遅刻、早退なども発生してしまうのですが、融通が利くのがとてもありがたいです。

他のみなさんはいかがですか?

細木:私は旅行が好きで色んな土地に行きたい!という気持ちが先にあってポップアップ事業を始めましたが、いざ始めてみると、ポップアップショップでの仕事自体が楽しかったですね。この3年で日本全国を3周くらいして、本当に大変なこともたくさんあったけど、今思えば総じて充実して楽しかったなって思えます。

辻口:美和ちゃんはポップアップ始めてからお酒が強くなったよね。

細木:なった!ほんと飲めなかったのに、今は中ジョッキとか2杯目にハイボールとか。…ってそんなことはどうでもいいんですけど(笑)。日本の色んな都市で美味しいものを食べたり、東京出張に合わせてで東京のスタッフと遊んだり、仕事以外もいい思い出ばかりです。

辻口:やっぱり、楽しんだもの勝ちだなって思います。
美由紀さん自体が楽しんで仕事をしていて、そういうところに私自身もすごく憧れて刺激を受けているので、新しく入ってくるスタッフにも、「クロシェで働くなら楽しみながら仕事するのが合っていると思うから、自分から動いて楽しむ雰囲気を作っていこうね、一緒に盛り上げようね」って話をしています。

では最後にみなさん、クロシェの好きなところをひとつずつお願いします!

カガミ:東京で働いていると、神戸のメンバーは「関西のノリだな!」って思いますが(笑)、すごくアットホームでおもしろくていつも笑っています。仕事以外の時間も大切にしていて、どんなに忙しい仕事をしていても休憩はちゃんととってみんなでランチしたり、そういう時間を大切にする会社っていいなと思っています。

細木:かがみーるも話していたようにみんな仲が良いし、新しい人が入ってきて、最初は「打ち解けられるかな?」って思ったとしてもだんだん馴染んできて楽しんで仕事をしているし、クロシェで仕事をするっていうこと自体が楽しいです。あまり楽しみすぎてしゃべり過ぎると怒られるんですけどね(笑)。

増田:ほんと、人が良いってことに尽きますね。ステキな魅力を持った人がたくさんいるから、そういう人たちと仕事をするのが楽しいです。私、クロシェに入るまではすごく人見知りで、「人間嫌い」とか言ってたんですよ(笑)。完全にこじらせてたんですけど、クロシェでみんなに浄化してもらって、人と話すのが楽しいと思えるようになりました。

辻口:個性が強烈なスタッフが多いんですけど、個性を出せるって言うのは、沼部夫妻をはじめ、クロシェの雰囲気が一人ひとりの個性を貴重なものと捉えて、その個性を活かすような環境だからだと思うんです。たとえば美和ちゃんは「おはよー!」ってみんなにハグしながら会社に来るんですけど(笑)、その人にしかない魅力、良さ、色んな人の個性をチームワークで活かして大きなパワーを作っているなあと感じていて、そういうところが好きですね。

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Jasmin Speaks、farfalle、TRECODE(株式会社クロシェ)

Jasmin Speaks、farfalle、TRECODE(株式会社クロシェ)

事業内容 婦人服及び服飾雑貨の小売業、輸入業、製造業
事業所 兵庫県神戸市中央区元町通5丁目8-15クロシェビルディング4F
創業 1996年10月
代表者 株式会社クロシェホールディングス代表取締役 沼部 美由紀
株式会社クロシェ代表取締役 沼部健
従業員数 83名(2019年4月1日現在)
資本金 1,000万円

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