アパレル企業特集

2012.12.13

ベイクルーズグループ(株式会社フレームワークス)

“おしゃれを楽しみ、仕事を楽しむ”
「スピック&スパン ノーブル」MDインタビュー

「ジャーナルスタンダード」「イエナ」「スピック&スパン」など、数々の人気ブランドを手掛けるベイクルーズグループ。男女幅広い層に愛されるブランドはどんな人びとによって作られているのか。今回、「スピック&スパン ノーブル」MDの方にお話を伺った。

「ものづくり」からブランドを成長させたいと考え、キャリアチェンジを決意

「ものづくり」からブランドを成長させたいと考え、キャリアチェンジを決意

今の仕事をするまでの経験について教えてください

昔から洋服が好きだったのでアパレル業界で働きたくて、新卒の就職活動でいくつかの会社を受けたのですが、当時は新卒採用が少なく正社員での入社は狭き門でした。そんな中、運よく知人の紹介がありアルバイトとして「スピック&スパン」の販売スタッフとして入社しました。当時からシャツ+クロップドパンツやボーダーなど、フレンチカジュアルなテイストが好きで、イエナやスピック&スパンの服もよく着ていたので、好きな洋服に関われる!ということが嬉しかったのを覚えています。

販売からのスタートだったのですね。その後どのようにMDになったのですか?

アルバイトで数年、経験を積んだ後は契約社員から正社員へ、そして副店長・店長と経験し、途中で「スピック&スパン ノーブル(以下、ノーブル)」へ異動して福岡や大阪、都内のオープニングに携りました。店長になったタイミングが今後のキャリアを考えるきっかけとなり、『自分はブランドに誇りを持っていて、お客さまに喜んでもらえるような商品を作っていきたい、スタートしたばかりの「ノーブル」の認知度を高めていきたい』という思いが強くあることに気付きました。そこで会社の異動申告制度を使ってMDの希望を提出。その1年半後にMDへの異動が叶い、今年で3年目となります。

(※注:この内容は当時のキャリアについて語っていただいたものです。現在とは一部、採用方針が違う場合があることをご了承ください)


販売経験を活かしつつMDとして俯瞰的にリサーチ、プランを立てる

販売経験を活かしつつMDとして俯瞰的にリサーチ、プランを立てる

現在、どのようなお仕事をされているのですか?

まず、シーズン初めにテーマや商品構成について全体で話し合います。ここで決めたことが軸となるので、その後のフローの中でも迷いが生じるたびに基本に立ちかえる、ということを大事にしています。その後は企画に落としてデザインや型数の調整をし、生産、お店におとしていくところまでを手掛けています。
商品が店頭に並ぶと、実際に自身で店頭に立って動向を感じとったり、店長から意見を聞いたりして、今後の商品計画に活かしていきます。

MDが店頭に立ったりもするんですね!

はい。ベイクルーズグループでは販売出身のMDが多いこともあり、リサーチを兼ねて店頭に立つこともあります。一般的なMDの枠を超えて、ブランドを作っていくためのことは何でもやる、というスタンスで日々の業務にたずさわっています。
全国に10店舗ある「ノーブル」それぞれ、エリアによって売れ筋の商品は違います。なので、単に販売での経験値だけではなく、MDとして俯瞰的にリサーチして、何を作っていくかを考えています。

ブランド間でのやりとりはあるのですか?

私の担当する「ノーブル」はベイクルーズグループの株式会社フレームワークスに所属しており、「フレームワーク」「スピックアンドスパン」「ノーブル」を展開しています。中でも「ノーブル」は“働く女性”“華やかさ”“エレガント”がキーワード。3ブランドのテイストが重なってしまわないように、ブランド間での話し合いも行います。
一方で、3ブランドで同じ生地を使って違うテイストのアイテムを作るなど、姉妹ブランドならではの取り組みも行っています。はじめはコスト調整が目的だったのですが、同じ生地でもまったく違うテイストのアイテムが出来上がり、おもしろい取り組みだと感じています。


変化を恐れない柔軟性が、良い仕事を生むのだと思います

変化を恐れない柔軟性が、良い仕事を生むのだと思います

普段の仕事で大切にしていることを教えてください

「柔軟性」ですね。
こだわりを忘れてはいけませんが、ライフスタイルや時代に沿って、やり方や考えを変えていけるようなスタンスが必要だと思います。実際、当社のメンバーはそういうタイプの人が多くて、先ほどもお話したように職種の枠にとらわれない働き方をしたり、驚くようなアイデアが出てきたりしています。

今後、こうしていきたいという思いをお聞かせください

現状は次のシーズンの商品を進めながらお店の動きを見て細かな調整を重ねて、と毎日がバタバタと進んでいて反省もいっぱい…なので、さらに経験を重ねて、今よりも余裕を持ってモノづくりに挑みたいです。
また、個人的に食べることや暮らしの空間にも興味があるので、洋服を軸としてその周りにあるものを手掛けていくことで、“過ごす”ことの提案をしていきたいと思っています。 そんな風に具体的な夢を考えられるのも、ベイクルーズグループでは努力次第でかなえられることがたくさんあることを、身を持って知っているから。これからも一つひとつの経験を大切にして成長していきたいです。


ファッションが好き、仕事が楽しい―その純粋な思いを聞かせてください

最後に、採用担当の方に、ベイクルーズグループを目指す方に向けたメッセージをお伺いしました。

求める人物像についてお聞かせください。

何よりも大切にしているのは、洋服をビジネスとだけ捉えるのではなく、そこに「好き」という気持ちが備わっているか、ということ。おしゃれが好き、洋服が好き、当社のブランドが好き…好きだからこそ“欲”が出てくるもの。さらに良い物を求め、さまざまな問題や壁が生じたときにも解決・改善に導き、良い結果へ結びつけていけるのではないかと考えています。

この業界にいる方は多かれ少なかれ、ファッションが好きという思いをお持ちだと思います。 その思いとともに、これまでの実務経験を踏まえて今後チャレンジしていきたいことや目指している将来像など、さまざまな思いをぜひアピールしていただきたいです。

ファッションに対するまっすぐな思いがベイクルーズグループを支えているのですね

「おしゃれにこだわり楽しもう!ついでに仕事も楽しもう!」

これはベイクルーズグループの経営理念です。
自分自身のオシャレにこだわり、いくつになってもおしゃれを楽しんでいてほしい。
そして、自分が携わるファッションビジネスも、「おしゃれが楽しい」と感じる純粋な気持ちのままに、思いきり楽しんでほしい。
私たちの経営理念には、こんな想いがこもっています。

仕事は大変なもの。数字のプレッシャーやめまぐるしく変わっていく市場に、時として焦りや憔悴感を覚えることもあるかもしれません。しかし、風通しの良さには自信があります。上位や周囲へたくさん相談し、より良い商品づくり、ブランド展開を一緒に考えていきましょう!

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ベイクルーズグループ(株式会社フレームワークス)

ベイクルーズグループ(株式会社フレームワークス)

事業内容 レディース・メンズのトータルファッションの企画・製造・販売・直営店の運営、飲食店の運営、インターネット通販サイトの運営、及び家具の販売
事業所 本社:東京都渋谷区神南1-5-6
設立 1977年7月
代表者 代表取締役 窪田 祐
従業員数 2009名
資本金 4億円

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