アパレル企業特集

2011.12.28

グレースコンチネンタル(株式会社アイランド)

「作りたいものを作り、好きなものを売る」変わらないスタンスで成長し続ける、グレースコンチネンタル

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01 異業界からのチャレンジ 販売からプレスへ ―

異業界から転職。憧れのファッション業界へ。

前職での営業は、毎日ジャケット着用が基本した。いずれはファッション業界へ転職したいと思っていたのですが、ふと気が付けば「好きなファッションから遠ざかっている自分」になっていて、「とりあえずファッション業界に足を踏み入れなきゃ!」と思い立ったんです。 そんな折、学生のころから憧れていたグレースコンチネンタルが中途採用しているのを見つけ「是非トライしてみたい!」と応募しました。

入社してますますブランドの魅力に気付きました。

入社後、まずは代官山本店でのショップスタッフとしてキャリアをスタートしました。商品のレクチャーを受け、モノ作りのストーリーを知ったり、商品に触ったり、着てみたりすることで、今まではお客様として見えていたブランドの世界観の裏側まで知りました。ここまでこだわってモノ作りをしているなんて!と衝撃を受け、ますますブランドの魅力を感じることができました。 デザイナーが生み出した価値ある商品たち。その想いを自身が代弁して伝えなければならない、という使命感を感じましたし、店頭を訪れる全てのお客様をブランドのファンにするんだ!と意気込んでいました。

魅力を伝えつつも数字をきっちりと作るのが販売の仕事。

グレースコンチネンタルは一からのモノ作りを徹底しているため、商品の中には仕込みに半年、場合によっては1年掛かるような商品もあります。となると、半年後の売上をにらんで在庫数の見込みを立てなければならず、回転数がどんどん早くなっていく現在において、半年・1年単位での計画は、ある種リスクともいえます。 そこをヘッジするのが販売の仕事。計画通りにきっちりと販売することで利益を出し、それがまた次の良いものづくりへと繋がっていく、良いものができるから自信を持って売る…その好循環なサイクルを作れていることが、弊社の成長に繋がっているのだと思います。

01 異業界からのチャレンジ 販売からプレスへ ―

プレスを職では、貴重な経験ができました。

プレスへ異動したのは「販売スタッフの中からプレスを採用したい」と社内公募があったのがきっかけ。販売で何よりも大切だと知った“ファンを増やす”という仕事を別の方法でやってみたいと思ったのが異動を志望した理由です。

プレスの仕事は、単なるアイテムの貸し出し業務ではなく、ブランドイメージをより良くするためにアイテムを露出するのが仕事。雑誌に掲載されるタイミングを見ながら「この時期にこのアイテムを出そう」とコントロールしたり、戦略的に考えながら業務を行います。スタイリストさんやファッション誌編集の方などもグレースコンチネンタルのファンが本当に多く、そういったファッショニスタ、トレンドセッターの方々に支えられながら毎日の仕事を楽しんでいました。

また販促の仕事もプレス時代にスタート。直営店のイベントを発案したり、DMを作成したり、ノベルティを考えたり・・・そういった仕掛けをすることで売上をぐんと伸ばせたときは、本当に嬉しいですね。

販売、プレス、人事。目的はどれも同じ。「ファンを増やす」ということ。

プレスに5年ほど在籍した後、現在は営業1部で採用・人事を担当しています。これまでの仕事を通じて感じたのは、人との繋がりが本当に大切だということです。

販売スタッフという「人」を通じてブランドの魅力が伝わり、ファンが増えていきます。プレスはメディアに露出し、ブランドの認知、ファンの増大を図ります。ファンを増やすという意味では、販売の仕事もプレスの仕事も同じ。プレスがいかに頑張って雑誌に大きく掲載しても、実際に来店されたお客様ひとりひとりに、販売スタッフがお話をし、魅力を伝えていかないと売れません。どちらも経験したことで、お互い役割を果たしながら数字を作っていることが実感できましたね。

採用・人事は、そういったブランドの魅力を伝えることのできる人材を集め、育成する仕事。 (クリーデンスのような)紹介会社等、新しく関わる方々も増え、ブランドの魅力だけでなく、このブランドで働く魅力も伝えていく必要がでてきました。そういう意味でこれまでのキャリアを存分に活かしつつ、さらに幅が広がったと感じています。


02.こだわりぬいた企画を妥協せず作り上げる ―

ものづくりに関しては、すごく筋肉質な会社です。

グレースコンチネンタルはシーズン約500型ほど作っており、その全てがオリジナル。またパタンナー、生産管理も全て、自社で一貫して行っています。アパレル業界で、よく見られるアウトソーシングを利用した合理的ビジネススタイルは、弊社では採っていません。

40店舗ほどの規模のブランドに対し、デザイナーもパタンナーも生産管理もそれぞれ8名ずつ自社で抱えるというのは、合理性でいうとそれほど賢くないかもしれませんが、デザイナーのこだわりぬいた企画を妥協することなく形にするためには、モノ作りに割く人数はどうしても必要。生産性の意味で、すごく筋肉質な会社だと言えます。

作りたいものが売れるもの、というのはとても幸せなこと。

先ほども申しましたが、当社の規模でシーズン500型、しかもカジュアルから、ドレス、きれいめまで幅広い商品展開をしています。その多様なラインナップ故にセレクトショップと勘違いされることもありますが、全てオリジナルです。

デザイナーがアンテナを高く張り巡らし、世界中を歩き、インスパイアされて、デザインを生み出しています。「作りたいものを作る」というとても贅沢なモノ作りをしています。そうは言ってもトレンドを無視しているわけでは決してなくて、トレンドもクラシックも全て理解した上で、作りたいものを作っています。

私たちはターゲットを決めていません。生み出されたアイテムの価値に魅力を感じる全ての女性がターゲットなのです。だからこそ「作り手」の想いを伝える「売り手」の力もとても重要です。
売れるものを作るのではなく、作りたいものが売れる、これほど幸せなことはありません。でもそれは「作り手」と「売り手」、その両方が共に成長しているからこそ実現していることなのです。

02.こだわりぬいた企画を妥協せず作り上げる ―

“感動”から生まれたアイテムが“感動”を生み出します。

デザイナーは世界中を歩き回って“感動”=インスピレーションを得ます。その“感動”からデザインを生み出します。それをパタンナーが立体に起こし、生産管理が商品の形にしていく… そうして出来上った商品が店頭に納品され、ショップスタッフ自身が商品に対して“感動”を覚え、その“感動”をお客様に伝えていきます。
「価値のあるファッションを創っている」その自負が弊社で働く最大の魅力ですし、会社の成長を推し進める原動力となっています。

私が先日感動したのは、デザイナーのデスクで見つけた総刺繍のゾウのケトルカバー!色合いと質感が物凄い可愛かったんです。デザイナーのひとりが海外出張の際、偶然出会い、「何かの参考になるかな」と買って来たらしいのですが、本当に色んなところにイメージソースがあるんですね。それはケトルカバーのような「モノ」かもしれないし、「現地の空気」かもしれないし、「街並み」かもしれません。

日本にいて、ましてデスクの前に座っていては絶対に思いつかないようなデザインは、自ら足を運び、アンテナを張って、“感動”して、そして創り上げたもの。
“感動”が作り出すパワーを当社はとても大切にしているんです。


03.ファンであること、ファンを作れること ―

ショップスタッフは、いかに自分のファンを作れるか鍵

デザイナーの想いを受け、ショップスタッフはお客さまをグレースコンチネンタルのファンを作ります。大切なのは、それと同時に自分のファンも作ること。ブランドの顔として自分を売り込み、お客さまとの距離を縮め、「またあなたから買いたい」と思ってもらえる信頼関係を築いて欲しいと思っています。
もちろん、ショップスタッフは販売し、売上を作るのが仕事ですので、数字への意識も必要。マインドとビジネスの視点をバランスよく持っているか、というのは重要なポイントだと思います。

ものづくりの先にはファンがいる、という意識

デザイナーやパタンナー、生産管理といったものづくりに関しても、最終ラインにはブランドのファンがいるということを意識して仕事をしています。自分のやっている仕事によってどのような影響があり、どのような効果がもたらされるのかを正確に理解できること。これがとても大事です。
そしてデザイナーは、クラシックの要素も理解しつつ、トレンドの流れも押さえ、その上で自分の作りたいもの、グレースコンチネンタルのデザイナーとして作りたいものをブレずに作り続けられることが重要ですね。

グレースコンチネンタルが好きで、責任ある仕事を楽しめる人

職種を問わず共通しているのは、何よりファッションが好きで、グレースコンチネンタルの世界観に共感していること。どの部署で働くにしても、ブランドの魅力をお客さまに伝えたい、という強い思いがある人が向いていると思います。

また、自分のした仕事に関して「自分のせいにされたい」人。良くも悪くも、自分のせいにされるということは、責任感を持って取り組まないとできないことです。良い仕事をすれば評価されるし、もし良くない結果になってしまったとしても、自分はこう思って取り組んだ結果だったんだと振り返って、改善点を即座に見つけ、良い結果を生む為に次に進むことができるということ。
私自身、責任のない仕事なんて楽しくないと考えていますし、もっともっと成長して、この会社の未来を創っていきたいと思っています。

「人の成長」が「会社の成長」にダイレクトに繋がっています。自分の影響力を感じられる仕事をしたい方にお会いしたいです。ご応募をお待ちしております。

03.ファンであること、ファンを作れること ―

 

グレースコンチネンタル(株式会社アイランド)

グレースコンチネンタル(株式会社アイランド)

事業内容 「GRACE CONTINENTAL」ブランドの企画、製造、卸売、小売
事業所 本社:東京都渋谷区代官山町6-6 フィオーレ代官山
設立 1983年12月
代表者
従業員数 235人(2011年11月現在)
資本金 1000万円

 

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