長谷川興産株式会社

一般的に、服や靴のリフォーム業界は成熟化しているといわれています。外出中に靴の踵が取れてしまった、バッグのベルトが切れてしまった･･･そんな時、百貨店や駅などのリペアショップで直したという経験は誰しもあるでしょう。「手軽に、とりあえず直す」という点で非常に魅力的なサービスです。

一方で長引く不況や環境問題への関心などから、消費者のモノに対する向き合い方はまた少しずつ変わってきています。具体的には大切なもの、愛着のあるものは長く使っていきたいという思いです。その為には単に「壊れた部分を修理する」だけではなく、「汚れや傷みに応じたクリーニングを行い、長持ちさせる」方法・技術をご提案することが必要です。

そんなニーズ応える形で当社の靴・バッグリフォームショップ「靴専科」は誕生しました。住宅街のいつでも気軽に立ち寄れる場所に店舗を構え、お客さまのあらゆるご要望にお応えできるよう、カウンセリングに基づく提案型のサービスを展開してきました。
その結果、「靴専科」は地域の方々に愛されるお店として、立ち上げから6年で80店舗を構えるまでに成長することができました。

その成功に手ごたえを感じた我々は、数年前より構想を練っていた「洋服のリフォーム」を2010年、いよいよスタートさせます。これまでのビジネス領域ではない、アパレル分野への進出となりますが、不安やリスクよりもむしろビジネスチャンスであると確信しています。 その理由は２点、ひとつは上でも述べた「靴専科」の経験・実績があること、もうひとつはFC事業のノウハウがあることです。

たとえば加盟店募集の営業であったり、実際に加盟したオーナー様に向けたサービスマニュアル作りや販促サポートであったりなど、そのノウハウは多岐にわたります。「靴専科」だけでなく、当社でもっとも規模が大きいハウスクリーニング事業「おそうじ本舗」は全国47都道府県に890店舗を展開、土台は十分に整っているといえます。

また、靴やバッグを大切に使うお客さまが、洋服も大切に着たいと思っている可能性は非常に高いです。「靴専科」をご利用いただいている方々に、洋服リフォームもご利用いただくことで満足度を高め、さらに広げていける。既存ビジネスとの相乗効果も見込め、チャンスの大きいビジネスだと考えています。

FC事業といっても最初からいきなり加盟店開発を行うわけではありません。まずは直営店立ち上げからスタートし、実店舗を運営しながら「洋服のリフォーム」ならではのノウハウを蓄積、マニュアル化していただきます。そうやってFC展開準備を進めながら、軌道に乗ってきた段階で本格的なFC事業をスタートしていきます。

「洋服リフォーム」事業立ち上げは社長直轄のプロジェクト。当社の規模で社長や役員クラスとビジネスを展開していく機会はめったにないので、それだけでまず大きなチャンスだといえます。

一方で直営店立ち上げ後は店舗運営もありますので、現場とオフィスワーク、どちらの業務も求められます。その広い視野が、FC事業の要となるのです。

この「洋服のリフォーム」事業を進めるにあたり、あえて足りない点を挙げるとすれば、それはアパレル分野での経験、ノウハウです。アパレルの専門学校を出ていて洋服づくりの基礎知識がある方、アパレル店舗管理やSV・営業経験のある方、マネジメント経験に長けたMDの方など、ぜひお力を貸していただきたいと考えています。

ただし、我々は経験やスキルだけを重視しているわけではありません。何よりも求めているのは新しいことに取り組んでいきたいという思い、やり遂げる行動力です。 事業の枠組みは既にあります。蓄積されたFCノウハウは一から学んでいただけます。それでも新規で事業を立ち上げるというのは当然ながら、決して楽ではありません。形にしていくには時間がかかるかもしれません。 そんな中でも粘り強くやり遂げることができる方を当社は求めています。