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2017.01.10

入社時の健康診断は自己負担?!(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.03)

明けましておめでとうございます。
クリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。
本年もよろしくお願いいたします。

皆様はどんなお正月を過ごされましたか。
私は大好きな日本酒を冷(ひや)で飲んでは寝て、熱燗を飲んでは寝るといった
怠惰でありながら最高な正月を過ごしました。
おいしい日本酒に感謝、感謝です。

ただ飲みすぎたらしくお腹の調子がよろしくありません。
自業自得でございます。
この原稿を書き終えたら、お医者さんに行ってこようと思っております。
皆様も体調管理には気を付けてくださいね。

体調管理といえば、先日こんな相談を受けました。
転職時における健康診断についてです。

転職活動を経て、雑貨メーカーより内定をいただきました。
入社の手続きに際し、会社より3か月以内に受信した健康診断書の提出を指示されました。
現職で受けた健康診断は半年以上前であり、
手元には3か月以内に受信した健康診断書はありません。
その旨を伝えると、早急に自己負担で健康診断を受診するように指示されました。
なぜ自己負担で健康診断を受診しなければならないのか、納得できません。
入社時の健康診断は個人が自己負担しなければならないのでしょうか。
断固、拒否したいです。

結論からお話しすると、自己負担の必要はありません。
法令では、労働安全衛生第66条、および労働安全衛生規則第43条によって、
会社は労働者を雇入れたときに健康診断を実施することが義務付けられています。
また「昭和47年9月18日基発第602号」という通達で、
健康診断の費用は当然会社が負担すべきものであるとしています。

ではなぜ、自己負担で健康診断を依頼する会社が多いのでしょうか。
実は、3か月以内に健康診断を受けた人を雇い入れる場合、
その健康診断の結果を書面で受領すれば、健康診断を実施しなくてもよい
という例外の規定があるからです。

この規定を逆手にとり、採用時の提出書類として健康診断書を求めることで、
会社側は雇入れ時の健康診断の費用負担を免れていると考えられます。
もしくは、健康診断費用は個人負担が当たり前だと思っており、
会社負担義務を知らない可能性もあります。
どちらにしろ、自己負担で健康診断を強いることは違法ということになります。

とはいっても、これからお世話になる会社とあまり揉めたくはないですよね。
頑なに拒否するのではなく、人事総務担当者とよくよく相談することをお勧めいたします。
その上で健康診断の件のみではなく、
総合的に自分にとって不利にならないような判断をすることが良いでしょう。

3回目の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
いかがでしたでしょうか。
ご意見、感想、ご相談をお待ちしております。
ちなみにおいしい日本酒の情報はまだきておりません。
ぜひともお願いいたします。
それでは次回の「ありトラ相談」まで、さようなら。

筆者紹介

キャリアアドバイザー

丸山 武(まるやま たけし)

米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
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