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2021.02.17

環境に優しくおしゃれに生きる

こんにちは!
2021年スタートしたと思ったら早いものでもう2月ですね。
皆さん如何お過ごしでしょうか。

私はというと、おうち時間を心地よく過ごせたらなと思い、
久しぶりにクローゼットの中を断捨離したんですが、
いやぁ・・今は着れなくなった洋服、要らない雑貨が出てくる出てくる。
(無くしたと思ったAirPodsの片側も発見・・)

手元には愛着のあるものだけを残してスッキリ片付いたんですが、
一方で多くの不用品をゴミとして捨ててしまったことにモヤモヤと罪悪感。

それから、
「ワンシーズンだけ着られればいい」
「壊れたら買い直せばいいから」
という使い捨ての考えは見直し、まずは長く使えるものを選ぶのが大前提に、
本当に自分に必要な物か?修理してまで使いたいと思うか?を選ぶ基準に変えました。

捨てるものが減ると出費も減るし、
なによりひとつのものを大切に使い続けると愛着も湧き、
エコに配慮することで暮らしが豊かになるのを実感します。

さて、ここから本題です。

ここ数年で
「エシカル」「フェアトレード」「サスティナブル」「サステナブル」
「スロー」「アップサイクル」「オーガニック」
といった言葉が、ファッション・アパレル業界を取り巻く環境を表すうえで、
急速に広がっていることをご存じでしょうか。

今世界で石油産業に次いで2番目に多く
環境汚染を引き起こしているといわれているファッション産業。

2000年の世界人口は60億人
2020年の世界人口は77億人

2000年の服の生産量500億着
2020年の服の生産量1500億着

この数字みると人口に対して服の生産量だけが3倍・・
またアメリカでは、年間1300万トン、日本では年間100万トンもの衣類が廃棄されているといいます。

そして近年注目されているのが、「エシカルファッション」。
「エシカル」は、グッチ、エルメス、アディダス といった有名ブランドから、
ユニクロのような量販ブランド、またH&Mなど、多くの企業がすでに実践している概念でもあります。
今回はそんな「エシカルファッション」についてご紹介したいと思います!

環境に優しくおしゃれに生きる

エシカルファッションとは

エシカル(ethical)は英語で、直訳すると「倫理的な・道徳的な」という意味です。
エシカルファッションとは、「環境を破壊しない」「労働者から搾取しない」といった、
エシカル消費の考え方に配慮して生産されたファッションの総称です。


エシカルファッションの起こり

きっかけは2013年、バングラデシュで8階建の商業ビル「ラナ・プラザ」が崩落し、
死者1,100人以上、負傷者2,500人以上の大惨事になりました。
ビルには縫製工場が入居していて多くの従業員が犠牲になりました。

事故発生以前に、壁などに亀裂が入っているのを工場従業員らが発見、
地元警察からは退去命令が出ていたのを、ビル・オーナーが無視したという事実があり、
不慮の事故ではなく人災だったと認定されました。

事件から1か月後、世界のアパレル企業が「バングラデシュにおける
火災予防および建設物の安全性に関する協定」に署名。
日本企業ではユニクロも参加しています。
この協定以降、アパレル企業は生産現場に責任を持つべきという原則が広まりました。


エシカル消費を上手に取り入れる7つの方法

大量生産・大量消費を想定したファストファッションは、コストを極限まで削るからこそ低価格。
そこと比較してしまうと、エシカルファッションは少し値段が高く感じるかもしれません。
人それぞれファッションに使えるお金には限りがあるので、
エシカルファッションを貫くのは厳しいという人でも、
「エシカル消費」の考え方のもと、できることはたくさんあります。

以下は、「エシカルブランドで買う」以外にできる、エシカル消費の一例です。

1.「安い物をたくさん」から「いいものだけを少なく」購入するスタイル

例えば、1,000円のTシャツを3枚買うのをやめて、少し質のいい3,000円のTシャツを1枚購入。
シーズンごとに買い替えるのをやめて、少し価格が高くても長く着られる服を吟味して購入することはエシカルです。

2.手持ちの服を長く着る

今持っている服を手入れしながら大切に長く着ることは、限りある資源を大切にするという行動です。

3.リサイクルする

欲しい服をリサイクルマーケットで探したり、不要な服をリサイクルしたりすることはエシカル消費です。

4.リメイクする

日本でも着物を何度もリメイクして着る文化がありますね。
手持ちの服を別のスタイルにリメイクして長く活用することもエシカルです。

5.レンタルする

近年日本でも増えてきた、洋服や小物のレンタルサービス。
レンタルサービスを活用すれば、洋服を過剰に持たなくてすむので、エシカル消費といえます。
複数の人でモノを共有する「シェアリングエコノミー」も、エシカル消費のひとつの選択肢です。

6.日本製を買う

遠い外国で生産されたものよりも、日本国内、
さらにできれば自分が住んでいる地域で生産されたものを選ぶのは「エシカル消費」といえます。
その意義は2つあり、1つは地域の産業を保護できるから。
2つめは、近くで生産されたものほど輸送距離が少なく、CO2排出量がより抑えられるからです。

7.オーガニック製品を買う

エシカルファッションブランドでなく、ごく普通のメーカーでもオーガニックコットン製品等を購入できます。
洋服のほか、タオルやマフラーなどの小物から取り入れてみることもできます。

いかがでしたでしょうか。
このように、私たち一人ひとりが日々の生活の中でできることもたくさんあり、
小さなことでも実践していくことが大切です。
企業が行っている取り組みを知り、応援することも、衣料品廃棄量を減らせる手段の一つですね!

私もまだまだですが、「お気に入りの物を大切に着る、身に着ける」「愛着」の姿勢から、
地球にやさしい暮らしにシフトしていけたらな思います。

正解や絶対にやるべきことはありませんので、
みなさんも無理なく、自分のできることから、
ライフスタイルにエシカル消費を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ではまた!

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