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2016.12.21

BEAMS40周年とファッション×カルチャーの40年

皆様こんにちは。

いよいよ、2016年も後わずか。
ファッション業界はA/WのSALE商戦を残すところとなりました。

今年最後のブログで、どんな内容を書こうかと悩んでいたのですが、
今回は2016年度で創業40周年を迎えたBEAMSについて書こうと思います。

会社については説明不要かと思いますが、
数多く存在するセレクト業態の中でも、実は小売りビジネスからスタートした企業は珍しく、
1975年に上野アメ横の三浦商店からスタートしたSHIPSと並び、
日本ファッション業界の礎を作った企業といえます。

余談ですが…セレクトショップという文化は実は日本固有の概念で、
ファッションをリードする欧米では多彩なブランドを揃えることでスタイルを発信する、
“ショップ”が発信源ということは多くありません。

さてBEAMSの話に戻りますが、ブランドロゴが2006年に変わったことを皆様は覚えておりますでしょうか?
今現在のロゴは地球儀の周りを飛行機が3周しているのですが、あれは30周年を表したデザインなんです。

今年は40周年ということで、様々なブランドとのコラボ商品等をリリースした同社ですが、
何よりもファッション業界関係者の間で話題をさらったのは、
“TOKYO CULTURE STORY”と銘打った、創業時した76年からのトレンドと
そのスタイリングを振り返る動画ではないでしょうか。

TOKYO CULTURE STORY×今夜はブギー・バッグ

動画を既にご覧になられた方も多いかと思いますが、
ここで登場する数々のトレンドやスタイルが今見ても本当に新鮮で、
今日の日本独自のファッション文化に連なる系譜を表しています。

印象的なスタイルとして80年第初頭のタケノコ族、ロカビリースタイル、
それに続くカラス族や第一次DCブランドムーブメント、
80年代末のケミカルデニムスタイル、渋カジブーム、グランジスタイル、
アウトドアMIX、第一次B-BOYムーブメント・・・と枚挙に暇がありません。

登場するものとしてNICOLE / SIERRA DESIGNS / LIGHTNING BOLT / YOHJI YAMAMOTO/ tricot COMME des GARÇONS /TAKEO KIKUCHI / JUNKO SHIMADA / MILK / CHRISTPHER NEMETH / VIVIENNE WESTWOOD / PATAGONIA / A.F.F.A / A.P.C / NOWHERE / UNDERCOVER / X-GIRL /GOODENOUGH / A BATHING APE / HELMUTLANG JEANS …
など幅広いのですが、驚くべきは今現在も第一線でトレンドを切り開くブランドばかりです。

外国人旅行者が日本(特に東京)に来て驚くことの一つに、
“洋服に対して手抜きな人がいない!”ということがあるそうですが、
欧米人に対する体系的なコンプレックスから発展したとも言われる
日本独自のファション文化は、今や世界をリードするまでになりました。

動画の最後は“WHAT’S NEXT”というコピーで締めくくられます。
次はどんなブランドがシーンをリードするのか、どんなスタイルが一世を風靡するのか非常に楽しみです。

BEAMS40周年とファッション×カルチャーの40年

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