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2022.04.15

夏のボーナスをもらって辞めたい…いつから転職活動すべき?逆算思考でスムーズなスケジュール計画を!

こんにちは。クリーデンス編集部です。

毎年、春になると増えるご相談。
それが、「夏のボーナスをもらって辞めたい」です。

頑張ったぶんの報酬はしっかり得たい。
それが偽らざるホンネであることは間違いありません。
そこで今回は、ボーナスタイミングを軸においたときの転職活動スケジュールについて、ご紹介したいと思います。

夏のボーナスをもらって辞めたい…いつから転職活動すべき?逆算思考でスムーズなスケジュール計画を!

1.現職の賞与(ボーナス)支給に関する規定を確認しましょう!

各社には、従業員の共通ルールが書かれた「就業規則」があります。
その中の賞与に関する記載を確認し、支給日在籍条件や支給時期、査定期間、査定条件などを把握しておきましょう。

賞与に関する規定が明記されておらず、経営者の判断によってボーナス支給額が決められる場合は、
支給日前に退職の意思表示をすることで支給額が少なくなる場合があるため、気を付けましょう。


2.転職活動に必要な期間は約3か月!

「ボーナスをもらって辞める」ということから、今回は現職中の方に絞ってご説明します。
転職活動をスタートしてから入社までには、下記のような工程があります。

  1. 自己分析~情報収集(カウンセリング):約1~2週間
  2. 応募書類作成~求人検討~応募:約1~2週間
  3. 書類選考~面接選考:約1~1.5か月
  4. 内定~入社検討:約1週間
  5. 退職調整~入社準備:約1か月
  6. 入社

すべての工程にかかる期間を合計すると、転職活動スタートから入社まで、
最低でも約3か月程度が必要であることが分かります。
(応募する求人数や採用ハードル、現職との兼ね合いでそれ以上に掛かるケースもあります)

以上をふまえて、次に「ボーナスをもらって辞める」ことをふまえたスケジュールを考えてみましょう。


3.退職打診はボーナス支給直後がおすすめ!その2か月前からの活動スタートがベスト!

一般的に夏のボーナスは6月~7月の間で、冬のボーナスは12月に支給されるケースが多いです。
ボーナスのことだけを考えると、理想はできるだけ支給直後に退職の意向を示すのがベスト。
なぜなら、次の企業の賞与査定期間が長いほど、冬のボーナスを多く受け取れる可能性が高いためです。

では、支給直後に打診するためには、いつ転職活動を始めるのが良いのでしょうか?

例:6月支給(査定期間10月~3月)・12月支給(査定期間4月~9月)の企業に転職するケース

4月から転職活動をスタートしたAさん

6月中旬に次の企業が決まり、ボーナス支給された10日後に退職の旨を打診。
1か月あまりの退職準備・引継ぎを経て、8月1日に次の企業へ入社しました。
8~9月が冬ボーナスの査定期間に含まれたため、満額ではありませんが、冬ボーナスを受け取ることができました。

ボーナス支給後の6月から転職活動をスタートしたBさん

ボーナスを支給された6月中旬から転職活動をスタート。
8月末に次の企業が決まり、退職を打診。10月1日に次の企業へ入社しました。
査定期間に在籍できなかったため、冬ボーナスの支給はありませんでした。

ふたりは同じ「ボーナスをもらって辞める」を有限実行していますが、
転職活動をスタートする時期によって、冬ボーナスに差が出てしまいました。

夏ボーナスのことだけで言えば、支給後に退職表明をすればよい、という回答になりますが、
冬ボーナスのことも考慮し、そこから逆算して考えると、
できれば4月中、遅くともGW直後から転職活動をスタートするのがベストだと言えるでしょう。


4.現職で退職を切り出したあとの引継ぎは丁寧に!

しかるべき働きに対する評価として、ボーナスを受け取るのは正当な権利です。
しかしながら、「ボーナスもらい逃げ」の印象を与えてしまっては、
この狭い業界、どこで今後の仕事がやりにくくなるとも限りません。
お世話になった同僚や上司、取引先への感謝を忘れずに、退職交渉や引継ぎなどをしっかり行うようにしましょう。

退職を切り出し、「後任に引き継げないから辞めないで欲しい」と言われた際に、
「この1冊を見ていただければ大丈夫です!」と言える引き継ぎ書を作っておいたことで、
その後の調整がスムーズに進んだ方の事例もあります。
強い引き留めにあう可能性が高そう…という方は、転職活動スタートと同時に、
少しずつ引継ぎ資料を作り始めておくことをおすすめします。

ここでご紹介したものはあくまで一例です。
転職活動に掛かった期間や、現職企業および次の企業の賞与規定などによって、着地はまた異なります。

また、転職活動のタイミングは、ボーナスがすべてでもありません。
現職との兼ね合いや、自己分析にどれくらい時間を掛けるか、ご家庭の事情などさまざまな要素を考慮しながら
転職活動を始めるタイミングを決めることが何より大切です。

逆に言えば、やむを得ない事情に左右されず、自分次第でタイミングを決められるのであれば、
「せっかくならば、ソンしないタイミングで転職しよう!」という考えもひとつです。

遠からず転職を考えている方。
せっかくなのでボーナスをもらって辞めたい方。
何なら冬のボーナスもできるだけ支給を目指したい方。
ぜひ参考にしていただければと思います!

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