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2021.09.02

デザイナーの本質を味わいながら成長できる、靴下メーカー、ハラダのものづくり

国内の靴下メーカーの中で、トップクラスの売上を誇るハラダ株式会社。ファッションアイテムの中でも靴下は「なくてはならない」もの。今なおファッション業界全体で厳しい風が吹く中、売上を伸ばし続けているのだそうです。今回は売上を支えるものづくりの根幹、デザイナーのみなさんにお話を伺ってきました。

まずは、ハラダ株式会社についてご紹介ください。

当社は、靴下をはじめとしたファッションアイテム制作を手掛けるアパレルメーカーです。誰もが知るような大手ファッションショップなどと取引をしており、老若男女、全国のお客さまにご愛用いただいています。アパレル大不況と言われた2020年でも売上は昨年比135%を記録し、多くの方にとって「なくてはならないもの」として当社の商品を手に取っていただいています。

135%成長!すごいですね。確かに外に出る機会が減っても靴下は必要なものですもんね。

そうなんです。お客さまの利用シーンを想像したり、街に出る・SNSをチェックするなどでマーケットの動向を調査し、流行やトレンドの情報をしっかりと企画に落とし込むことで、ニーズに合った商品をご提供することができました。

靴下のデザイナーは、どこまでが業務範囲なのでしょうか?

当社に関しては、いわゆる洋服のデザイナーよりも範囲は広く、シーズンテーマの策定から商品企画、製造までに関わります。クライアントからの要望を受け、市場調査の結果をもとに企画書を作成し、営業や経営幹部とともに企画会議を実施。デザイン作業には、Adobe社の「Illustrator」を使用しています。商品化が決まったら、布や糸の見本を見ながら、素材や色合い、デザインなどの仕様を工場に指示していきます。サンプル確認や試着も自分たちで行い、完成したらクライアント先に納品されます。商品のデザインだけでなく、パッケージのデザイン制作も手掛けます。

確かに幅広いですね!話だけを伺うと忙しそうだな‥と感じますが、どれくらいの量を回しているのですか?

スタッフの経験やクライアントからの要望などによっても異なるのであくまで目安ですが、1人あたり、1週間でおよそ10~20柄ほどを手掛けています。もちろん、タイミングによって波はあるので忙しい日もありますが、基本は定時退社が推奨されています。病院や子育てなどの都合があれば、勤務時間を早めて早退することもあります。働きやすい環境があるからこそ、やるべきときには集中することができ、効率アップにも繋がっていますし、長く働ける安心感もあります。

ママさんもご活躍されていらっしゃると伺いました。

産休・育休から復帰して、育児と仕事を両立しているママさん社員もいます!時にはお子さんと一緒に出社することもあるのですが、とても可愛くて癒されています(笑)。経営陣との距離が近いので、何かあれば相談しながら、良い仕事をするための柔軟な対応を一緒に考えてもらうことができます。

靴下デザイナーならではの仕事のおもしろさ、やりがいは何でしょうか?

先ほどもお話した、一気通貫でものづくりに関われることです。すでに決められたコンセプトに沿ってデザインだけ手掛ける、ということではなく、「誰に何を届けるか」という “ねらい” の部分から自分のアイデアを盛り込み、形になって工場から上がってくると、「わ、かわいい!」とテンションが上がります(笑)。発売後の売れ行きが良いと、さらに「やったー!」となりますね。

時には当社の代表と意見を言い合う場面もありますが、ワンマンではなく、「いいものを作るために意見を交わしたい」という思いで、対等にやりとりができるので、すごくやりやすいです。

最後に、靴下デザイナーに興味を持たれた方へメッセージをお願いします。

ある程度決まった形の中でグラフィックデザインや素材を決めていく靴下のデザインは、洋服ともまた違い、意外と奥深い魅力があります。「今の市場で売れるデザイン」の企画が重要なので、自由気ままに自分の好きなデザインを作りたい、という方はきびしさを感じるかもしれませんが、売上やお客さまの反応に喜びを感じられる方はピッタリだと思います!ものづくりの上流工程から手掛けることで、デザイナーとしての経験値が上がることは間違いありません。
興味を持たれたからはぜひ、お待ちしています!

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