Fashion★シゴトNEWS

2021.02.19

転職活動に“軸と柔軟性”を<アパレル・ファッション業界>転職成功者インタビュー ラグジュアリー販売編(福岡エリア)

これまでに、アパレル・ファッション業界で働く多くの方の転職をサポートしているクリーデンス。
担当アドバイザーによるインタビューを通して、その道のりを振り返っていただきます。


矢本 悟志さん(仮)は、大阪府出身、31歳の男性。
服飾系専門学校を卒業後、国内アパレル企業で販売職として従事し、直近3年は福岡で店長として従事されました。2020年4月の緊急事態宣言で店舗が休業し、時間ができたことをきっかけに、アパレル業界の未来とご本人のキャリア像について考え、転職を決意。外資ラグジュアリーブランドへの転職を成功させました。
矢本さんを担当したキャリアアドバイザーの塩見が、お話を伺いました。

ご無沙汰しています!3月入社でギリギリまで現職勤務があるとのことでしたが、お元気ですか?

はい、元気にやっています!
店長職なので引き継ぎが多くて最後までバタバタしていますが、何とか数日ほど有給消化できそうなので、そこで少しゆっくりしたいと思っています(笑)。

少しでもお休みが取れて良かったです!今日は転職活動のことを思い出しながらお話できればと思いますが、矢本さんは今回初めての転職でしたよね。

そうです。もともと洋服が好きで服飾の専門学校から現職に入社、8年勤務しました。
この3年間は店長職として任せてもらい、店舗運営やチームマネジメントがメイン業務になりました。店頭に立って接客する時間が少なくなってしまったことに少し物足りなさも覚えつつ、店長としてのやりがいを感じてやってきました。

今回、どういうきっかけで転職を考えたのですか?

以前から考え始めてはいたのですが、コロナ禍でお店が休業し、時間ができたことをきっかけに、「自分がこれからやっていきたいことってなんだろう?」と真剣に考えました。
それと同時に、色んなニュースやアパレル業界に関する記事で、企業の倒産、ブランドの終了、リストラ、自主退職推奨などの情報を目にするたびに、危機感がつのっていました。

僕は洋服も接客も大好きで、販売の仕事を続けていきたいと思っています。EC化が進んでいって色んな変化があっても、店舗そのものが無くなってしまうことはないはず。ただ、今後は半端な販売員はいなくなる。販売スキルの高い人だけが生き残っていく時代になると感じました。
そこで、販売職として今以上に高いスキルを身に付け、「企業やブランドから求められる販売員」になりたいと転職を決意しました。

コロナ禍の不安定な状況をきっかけに、「もっと成長したい!」という前向きなモチベーションになったのですね!

そうですね。とはいえ、緊急事態宣言で休業していた現職の店舗をまず何とか立て直さないといけなかったので、実際に活動を始めたのは少し業績が落ち着いた9月ごろでした。

実は矢本さんが転職を決意した4~5月ごろはまだ求人が全然なくて、ちょうど8~9月ごろから復活し始めたんです。なのでベストタイミングだったと思いますよ!ちなみに、クリーデンスのことは以前からご存知でしたか?

はい。もう少し前に転職を考え始めたとき、「アパレル 転職」などで調べると出てくるので、それで知って、サイトの記事をいろいろ読んでいました。いよいよ本格的に転職活動をはじめるタイミングで登録させてもらいました。

ありがとうございます!実際に利用してみて、いかがでしたか?

本格的な転職活動は初めてだったので、とても心強かったです!
求人を紹介してもらえるだけじゃなく、転職活動の過程で色んなアドバイスをしてもらえて、一人だとこんなにうまく転職活動できていなかったと思います。
一番ありがたかったのは、面接準備のアドバイスです。想定される質問に対して自分の考えをまとめてメールをすると、それに対して塩見さんからアドバイスが返ってきて、客観的な目線をもらえたので、自己分析や志望動機などが定まり、自信を持って面接に臨むことができました。

<アパレル・ファッション業界>転職成功者インタビュー:矢本 悟志さん

転職活動を行う上で、ご自身の中でもっともゆずれない軸として置いていたのはどのような点でしたか?

転職目的が「販売スキルを上げること」だったので、現職よりも高価格帯のラグジュアリーブランドか、またはそこに繋がるブランドで働くことを軸としていました。

コロナ禍においてラグジュアリーブランドは、同じラグジュアリー出身者を求める傾向が強まりました。非常に難しいチャレンジだったと思いますが、自己アピールではどのようなことを意識されましたか?

自分が仕事において大事にしてきたこと、大変だったことを聞かれたときに、どのようなことを考え、具体的にどんな行動に移したのか。その結果、どうなったのか。ということを順序だてて話しました。特に意識したのは、自分自身の強みと、企業が求めている人物像をリンクさせながらアピールすることでした。

ご自身の中ではうまくいったという手ごたえはありましたか?

今回転職が決まった企業の面接では、日々の業務に対する課題意識と行動力、あとコミュニケーション力を見られているなと感じたので、そこはアピールできたと思います。特にコミュニケーションの部分では、想像以上にフランクな雰囲気で面接が進んだので、リラックスして双方向でお互いを理解し合う時間になったのが良かったです。

面接を担当した店長さんからも「一緒に働くイメージがわきました」というフィードバックをいただいたので、矢本さんらしさを出せたことが良い評価に繋がったのだと思いますよ!今回応募して転職が決定するまでの間に、ブランドに対する印象は変わりましたか?

ラグジュアリーブランドというだけで敷居の高さを感じていましたが、そこで働く人々はとてもフランクで人間味があり、今まで僕が経験してきた環境と変わらないな、と働くイメージが具体的になりました。スタッフがブランドに対して誇りを持っている点はイメージ通りでした。僕もその一員となれることを楽しみにしています。

最終的に「ここで働きたい!」と思えた決め手は何だったのでしょうか?

ひとつは今お話した「人」の魅力です。
もうひとつは面接で、今後ブランドとして事業拡大していくという話が聞けたことです。それに伴ってアグレッシブなスタッフを求めているとのことだったので、スキルアップ・キャリアアップしたいという僕の志向性とも一致すると感じました。

転職活動全体を振り返ってみて、一番頑張ったところ、ターニングポイントとなったところはどこだったと思いますか?

コロナ禍で求人数も少ない中で、塩見さんからはそれ以外の求人も紹介いただきましたよね。ラグジュアリーブランドの販売職を目指したい気持ちは変わらずありましたが、少しでも興味が沸くポイントがあれば、ラグジュアリーブランドじゃなくても応募してみました。
そのおかげで色んな仕事に対する視野と可能性が広がりましたし、結果として「やっぱり僕は販売の仕事をしていきたい。もっとスキルを高めたい。」と改めて気持ちが固まりました。

初めての転職ということもあって、転職活動自体の経験を積んで欲しいという思いと、ご自身の可能性を一度広げてみてもらいたいという思いから、ご希望の一部でも実現できる求人であれば、幅広くご紹介させていただきました。それらに対する矢本さんの応募基準が明確だったので、私も矢本さんに対する理解が深まりましたし、安心して企業にご推薦させていただきました。

ありがとうございます!とても良い機会になりました。

本当にご希望の企業に転職が決まって良かったですね!3月からいよいよ新しい環境でのスタートですが、今準備されていることはありますか?

まだ現職で店頭に立っているので、立ち振る舞いや言葉遣いを今まで以上に意識しながら1日1日を過ごしています。また、改めて接客の本を読んだり、ラグジュアリー業界に対するアンテナを張って記事や雑誌などを読んだり、コレクションをチェックしたりと、情報収集しています。

楽しみですね!今どんなお気持ちですか?

環境が変わることへの不安はまったくなくて、今までと違った商品・価格帯になることで、また一から販売員として成長していきたいというワクワクした気持ちでいます。コロナがもう少し落ち着いたらぜひ福岡まで遊びに来てくださいね!


矢本さん、ありがとうございました!
コロナ禍以降、ラグジュアリー未経験でラグジュアリーブランドへ転職する難易度は一気に上がり、まず面接まで進む方が多くありません。
そんな状況でも「販売職として成長したい」というご自身の強い気持ちと向き合い、それでいて幅広い可能性も探るという柔軟性を持ち合わせた矢本さんだからこそ、最終的に希望するブランドとのご縁に繋がったのだと思います。
未知の世界に飛び込むことを「不安」ではなく「ワクワクする!」と仰る矢本さん、とても素敵でした!
学生時代からの「とにかく洋服が大好きで、洋服に関わる仕事がしたい」という思いをこれからもずっと大切に持ち続け、アパレル業界でご活躍いただくことを心から願っています!落ち着いたら福岡へ遊びに行きますね!

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