Fashion★シゴトNEWS
2018.10.04
業界初「ファッション3Dモデリスト」の育成コースをTFLが11月に開校。クリーデンス登録者は入学金免除!
“ファッション×テクノロジー”の専門スクール「東京ファッションテクノロジーラボ(Tokyo Fashion technology Lab / 略称:TFL)」が、ファッション産業の新しい職種「3Dモデリスト」の育成コースを新設。2018年11月開講コースの募集を開始した。
同コースはクリーデンスも提携しており、クリーデンスのサービス登録者は入学金5万円が免除となるほか、希望者には受講後の転職支援も行い、ファッション製造における3D化を人材面からサポートする。
3Dモデリストとは、デジタルデータとして制作された2Dの型紙(パターン)と連動させて3Dデジタルデータのファッションアイテムを制作する、ファッション業界における新しいクリエイターの職域である。ファッション3Dソフトとしての完成度において世界トップレベルの韓国製品の「CLO」を活用することにより、3Dでのリアルな「生地の風合い」や「シルエット」の確認が可能となった。
「adidas(アディダス)」や「DIESEL(ディーゼル)」「patagonia(パタゴニア)」「HELMUT LANG(ヘルムートラング)」「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」などの大手グローバル企業では続々と3Dモデリングの導入が進められており、莫大なサンプル経費が削減されるだけでなく、量産までのデザイン決定期間はおよそ半分ほどに短縮が可能となった。また、加速する変化のスピードに対応した生産体制を整える事で、機会損失を減らすと同時に生産過剰による廃棄を抑え、実益とブランドイメージの向上を両立している。
「コスト削減・時間短縮の観点からも、今後のファッション業界においてこのような3Dモデリングの技術は必須のものとなるでしょう」と話すのはTFL代表の市川氏。「この導入実績を見ても分かる様に、いち早く3Dモデリングを学ぶことで、就職・転職・キャリアアップの可能性が大きく広がります。また、ブランドの立ち上げなど起業・独立する場合でも、サンプル経費が大幅に削減され生産期間が短縮できるということは、多くの面で非常に有利だと言えるでしょう。」
TFLでは、デザイナー・パタンナーへの教育提供はもちろん、CADコースやファッション専門教育コースと併設することで、未経験者へも3Dモデリスト育成を広げ、ソフトを扱える人材の拡充を進めていく。
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