Fashion★シゴトNEWS

2018.05.17

2018年4月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界の<転職適齢期>(CREDENCE JOURNAL vol.61)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2018年4月の業界全体の動きと、アパレル・ファッション業界の<転職適齢期>についてお届けいたします。


2018年4月の動き

多くの企業で新しい期が始まる4月。
求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の数は、前月比95%と3月をやや割りました。これにはゴールデンウィークを前にした転職意欲の低下が、大きく影響しているものと考えられます。
職種別では営業と店長・販売で大きく増加した一方、MDが前月の半数近くまで減少しました。

一方の新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)は前月比125%と、この時期にしては比較的大きく増加しています。
特にデザイナーやプレス・販促、営業の復調が顕著で、3月に大きく落ち込んだものの4月にV字的に回復した店長・販売職とともに、全体の増加をけん引しました。

5月ここまでは、ゴールデンウィークで低下していた求職者の活動意欲が緩やかに戻りつつあります。
新卒採用に関連する業務が多いこの時期、中途採用に割ける時間が足りない、という採用担当者も多くいらっしゃいますので、転職活動が長引く可能性を考慮し、少し早めに活動をスタートさせることをおすすめいたします。


アパレル・ファッション業界の<転職適齢期>って?

ながらく続く売り手市場。その中で、アパレル・ファッション業界の転職年齢にはどのような変化が見られるでしょうか。
2017年の1年間に、クリーデンスを利用して転職に成功された方のデータから読み取ります。

転職者は全体的に増加し、特に20代で顕著

昨年2017年に、クリーデンスを利用して転職された方の年齢は19歳から61歳。平均年齢は32.10歳で、2016年よりも2.35歳若くなっています。
職種別では右のグラフのように分布していました。

実数で比較すると全ての年齢層で増加しており、その中でも特に20~24歳の若手層が、前年比176%と大きく数を増やしました。
20代での転職成功例が増えた背景には、深刻な店舗スタッフ不足を解消するための販売職の採用、顧客に近しい感性・感覚が求められるプレスやVMDの採用、また数は少ないですが、一部企業での若手デザイナーを積極的に採用・育成する動きなどもあると考えられます。

そのほかの年齢層では、全体に占める割合に大きな変化は見られませんでしたが、35~39歳の転職成功者が前年比129%と、増加率の平均を上回りました。35歳以上の転職成功者には、特にブランド運営にかかわるMDや、工場や取引先とのつながりを重視する営業職・生産管理職の方が多く含まれています。

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