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2018.07.17

内定後の返答はどれくらい待ってもらえる?(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.40)

こんにちは。
お酒大好きクリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。

盛り上がったサッカーワールドカップはフランスの優勝で幕を閉じました。
盛り上がれば盛り上がるほどに、終わった後の寂しさってありますよね。
今の私の気持ちを例えるなら、多くの人で賑わった夏祭りの次の日みたいな感じ…。
わかるかな~。わかんね~だろうな~。

ちょっと待てよ。高校野球、夏の甲子園の地方予選が始まっているじゃないですか。
今年は100回記念大会なので、地元埼玉県は2つの高校が甲子園に行くことができます。
楽しみですね~。
今の私の気持ちを例えるなら、小学生が夏休みを迎える1週間前って感じでしょうか。
わかるかな~。わかんね~だろうな~。

という事で本題に入りましょう。
今回は内定の返事の相談です。

百貨店系のアパレルメーカーでデザイナーをしている女子です。
現在転職活動をしていて、昨日あるメーカーより内定をいただきました。
すごくありがたいのですが、本音でいうと、そのメーカーは第二志望です。
第一志望の会社は現在も選考中で、結果をもらうまでには半月以上先になりそうです。
内定をもらったメーカーからは回答期限を区切られてはいないのですが、
どのくらい返事を待っていただけるのでしょうか。

内定を出した企業の状況にもよりますが、
内定を出してから1週間以内に返事をするのが一般的だと思います。
人生に関わる大きな決断を1週間で決めなくてはいけないというのは、
ちょっと短いかもしれませんが、相手方の企業の立場に立って見るといたし方ないかと思えるでしょう。

募集の背景が、先行投資の為の優秀な人材の確保や、業績好調による増員等であれば、
企業側も採用に焦りがないので、1週間以上待っていただけるかもしれません。
しかし現在のアパレル業界の転職市場で多い募集背景は、
前任者の退職に伴う採用や業務過多による増員といった急を要するケースがほとんどです。
特に前者の場合、前任者の退職日の関係上、採用自体にも期限が決まっています。
引き継ぎの事も考えると、回答期限は1週間が限度でしょう。

企業側が一番避けたい状況は、その人材を採用したいがために
待つだけ待ったあげく、辞退をされてしまうことです。
そうなるとまた、採用活動も一から始めなくてはなりません。
同じ辞退であるならば早ければ早い方が良いのは当然です。

また、あなた以外の候補者がいる可能性もあります。
内定を出したあなたが第一候補である事は間違いありませんが、
あなたに辞退された場合の為に第二候補、第三候補の人材がいる場合もあります。
あなたの返事が遅れることによって、当然、他の候補者の選考結果が遅れることになります。
結果を待たせている間に他の企業に転職を決めてしまう可能性もあり、
企業側としてはあなたの回答を1日でも早く欲しいのが本音です。

人生の大事な選択にはなりますが、早めに返事をするようにしてください。
それでも難しいということであれば、エージェント経由でアプローチをしている場合は
担当のアドバイザーに、直接応募の場合は企業の人事担当者に相談してみてください。
今更ではありますが、内定をもらってからどうするか考えるのではなく、
事前にシミレーションをしておくことが大事です。
転職の軸、処遇、社風、環境、スケジュール等を基に、いろいろなケースを想定して、
こうなったらどうするという事前準備はしておくべきでしょう。
実際には想定通りにはいかない場合も多々ありますが、
準備をしているとしていないのでは、心の余裕が全く違います。
余裕があるということは、それだけ冷静に判断ができるということです。

それでは、今回の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。

高校野球は、いろいろな楽しみ方があります。
一番一般的なのは、自分の出身県の高校を応援することですよね。
他にも一人の選手を追い続けるとか、強豪校ではない初出場の公立高校を応援するとか、
中にはアルプススタンドのブラスバンド、チアガール等の応援にはまる人もいます。
ちなみに私の楽しみ方は、地元埼玉県と対戦する相手高校の地元産のお酒を呑むことです。
去年は埼玉の花咲徳栄高校が1回戦から出場して見事に優勝したので
決勝戦までの6試合分(島根県、石川県、群馬県、岩手県、東京都、広島県)の
1都5県の日本酒を呑むことができました。
今年の夏はどこのお酒を幾つ呑むことができるでしょうか?
もし埼玉代表2校が共に決勝戦まで進んだらたいへんなことになってしまいますね。
楽しみ、楽しみ。

それでは次回の「ありがちトラブル相談室」もよろしくお願いします。

筆者紹介

キャリアアドバイザー

丸山

米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
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