Fashion★シゴトNEWS

2017.09.21

2017年8月の業界全体の動きとアパレル・ファッション業界での雇用形態(CREDENCE JOURNAL vol.53)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2017年8月の業界全体の動きと、アパレル・ファッション業界での雇用形態についてお届けいたします。


2017年8月の動き

求職者数(弊社転職支援サービスへの登録者数)は例年、春をピークにして夏ごろまで減少を続け、8月お盆の週を一旦の底として緩やかに回復します。 今年も同様の動きが見られ、特に営業とデザイナーでこの傾向が顕著です。その後9月に掛けて緩やかに求職者は増え、このまま10月頃までは、その傾向が続くでしょう。

求人数(弊社へお寄せいただいた求人の数)は前月比で107%と微増でしたが、昨年同月比では大きく伸びており、依然として増加傾向が続いています。 有効求人倍率が上昇を続け、空前の売り手市場と言われている現在、本当にマッチする企業に入社するための求人見極めが重要になってきます。


アパレル・ファッション業界の雇用形態事情

「CREDENCE JOURNAL」では、毎年9月に<雇用形態>の動向を報告しています。
アパレル・ファッション業界の求人といえば、ターゲットの年齢層との兼ね合いなどから、契約社員のケースが多いイメージがありますが、実際のところはどうでしょうか。この1年間にクリーデンスがお預かりした求人から探りました。

クリーデンスが2016年9月から2017年8月までにお預かりした求人のうち、正社員雇用の比率は62%。
同様の調査は2013年から行っており、1年ごとに50%、54%、56%、56%と変化しています。
昨年はやや停滞したと感じられましたが、今年は6ポイントの増加と、アパレル・ファッション業界でも正社員雇用の求人が増えていることが分かりました。

その要因の一つには、やはり売り手市場となっている昨今の転職市場があります。
最新(7月)の有効求人倍率は1.52倍と前月に比べて0.01ポイント上昇し、正社員有効求人倍率も1.01倍で、平成16年以来初めて1倍を超えた前月と同様の、高い水準を保ちました。
ほかにも2013年の労働契約法、2015年の派遣法の改正にともなう、いわゆる<2018年問題>も一因でしょう。

クリーデンスWebサイトにおいても「アパレル 正社員」と検索して訪れるユーザー数が年々増えており、転職希望者は、正社員として長く働ける環境に注目していることが分かります。正社員にこだわり、「契約社員の求人はチェックしない」という求職者の方も少なからずいらっしゃいます。
その一方で、現状は契約社員など有期で雇用している企業でも、例えば契約社員の待遇や、正社員登用制度の有無とその実績などによって、長い目で見た際により条件の良い求人もあります。
求人に応募する際にはぜひ詳細までチェックすることをおすすめいたします。

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