正社員と契約社員って何が違うの？！（3分で解決！ありがちトラブル相談室 vol.15）

こんにちは。
クリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。

先日、ある方より日本酒を頂きました。
その日本酒ですが一升瓶で1万円以上する非常に高価なお酒です。
ネットで味の評価を検索してみても、
値段に伴ってなのかポジティブな書き込みがほとんどでした。

そんなこともあって非常に期待して一口目を飲んだのですが、何か物足りないのです。
透明感があってきれいなお酒でおいしいのですが。
人それぞれの味覚があるので、みんなが美味しいからと言って
必ず美味しいとは限らないのは当然なのですが、
値段が値段なので期待し過ぎてしまいました。
でもある意味、自分で買わなくてよかったなとも思えます。
とても買える値段ではありませんが。

プレゼントしてくれた方がこのブログを見ませんように。
日本酒ネタはこのあたりにして本題に行きますか。

さて今回は、よくご質問をいただく「雇用形態」についての相談になります。

契約期間については、企業ごとに異なりますが、
アパレル業界の場合は半年、1年という期間が一般的になります。
ただし継続して5年就業すると雇用期間に定めのない「無期契約社員」に変更する事ができます。
（詳しくはありトラ相談室の7回「契約社員を5年続けたら正社員になれるってホント？！」をご確認ください）

この雇用期間が正社員と契約社員の一番の違いであります。
その他について以下にまとめてみました。

・社会保険（厚生年金・健康保険）：契約社員も正社員と同様に完備されます。
・休日有給休暇：労働基準法で定められている休日、有給休暇は契約社員でも適用されます。
・賞与：契約社員は賞与が支給されない契約がほとんどです。
　ただし、支給する企業もありますし、正社員であっても支給しない企業もあります。
・退職金：契約社員は退職金の支給はされません。
　ただし、退職金制度は法律で定められた制度ではないため、正社員であっても支給されない場合もあります。

以上の通り、正社員と契約社員に契約期間以外には大きな違いはないように思います。
ただし、上記内容はあくまで一般的であり、絶対ではありません。
企業によって契約条件は大きく異なるので、契約内容については十分に確認する事が重要です。

ちなみに、社員として勤務しながら他の仕事をしたいので契約社員を希望したい、
との相談を受ける事がありますが、二重契約を容認している企業は業界的にはほとんどありません。
契約社員だからと言って必ず他の仕事ができるわけではありません。
アパレル業界で二重契約をするには、雇用契約ではなく
業務委託契約にするのが一般的です。

契約社員で就業する場合の、一番のリスクとして考えられるのは、
やはり雇止め（契約更新の打ち切り）だと思います。
口頭で契約は更新すると言っても、その内容が契約書に記載されていなければ、
更新される保障はありません。
また、記載があっても更新されない条件の記載がある場合もありますので、
できる限り詳細に契約内容を確認する事が非常に重要です。

15回目の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
正社員、契約社員ともに「絶対」というものはありません。
同じ正社員、契約社員であっても、その内容は企業によって様々です。
日本酒も同様に純米大吟醸だから必ず美味しいとは限りません。
だから日本酒って奥が深いんですよね。
まだまだ飲んだことのない酒蔵のお酒が山ほどあります。
次なる美酒を求めて私の酒屋めぐりは続きます。

それではさようなら。次回をお楽しみに。