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2017.05.18

2017年4月の業界全体の動きと変わりつつある転職年齢(CREDENCE JOURNAL vol.49)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2017年4月の業界全体の動きと、変わりつつある転職年齢についてお届けいたします。


2017年4月の動き

多くの企業で新しい期が始まる4月。求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)、新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)ともに前月を割る結果となりました。

前月比95%となった求職者数は、前月に急増したデザイナーの登録が、ふたたび落ち着いたことが全体の減少につながりましたが、そのほかの職種では特異な動きは見られません。デザイナーを除けばほぼ例年通りと言っていいでしょう。
一方の新規求人数は前月比90%。職種によって動きにばらつきがある中で、パタンナーやMDなどの減少が目立ちました。

5月は、ゴールデンウィークに落ち着いた求職者の活動意欲が比較的早く戻っています。 急募求人、人気求人はいち早く採用が終わってしまう可能性が高いので、気になる求人がある場合は早めの動き出しをおすすめいたします。


アパレル・ファッション業界でも転職年齢は変わった?

変化を続ける転職年齢。転職そのもののハードルが低くなり、ながらく言われてきた“転職35歳限界説”も、身に着けたスキルや転職活動への取り組みしだいで乗り越えられるものとなっています。そんな中、アパレル・ファッション業界で転職成功された方々の年齢の変化を、クリーデンスを利用して転職された方のデータから読み取ってみました。

転職者が全体的に増加するなか、特に20代と40代以上の割合が増加

転職成功者を年齢別に見ると、その分布にはどのような変化があるでしょうか。2016年にクリーデンスを利用して転職された方の年齢別分布を、昨年2015年のデータと比較しました。

・20歳~24歳 +3.01ポイント
・25歳~29歳 +3.84ポイント
・30歳~34歳 -2.95ポイント
・35歳~39歳 -4.27ポイント
・40歳~44歳 +0.05ポイント
・45歳以上  +0.33ポイント

実数で比較すると、35~39歳を除いた全ての年齢層で前年よりも増加しているのですが、2015年には少なかった20代の割合が大きく増加、また調査を開始した2013年以降、徐々に増えつつある40代以降の転職者が、今回の調査でも順調に増えている様子がうかがえます。

職種ごとのニーズを反映

それでは2016年の転職成功者を職種別に見ると、それぞれどのような分布となっているでしょうか。
もちろん採用背景は企業によってさまざまですが、全体としては、デザイナーや店長・販売職など、ターゲットに近しい感性や感覚が求められる職種では転職年齢が比較的低く、逆にMD・バイヤーや営業・店舗管理など、ブランド運営にかかわる職種では高めの傾向となっています。

転職はいつでもできる?

上述したとおりキャリアを積んだ方、とくに40歳以上の方もますます転職しやすくなり、この傾向は今後も続くものと思われます。ただしここで重要なのが、転職成功には<年齢に応じたキャリア>が必須だということ。データを見て「転職はいつでもできる」と考えてしまうのは大変危険です。将来的にどうなりたいか、そのために今どうするべきか、ぶれない軸を持ってキャリアを積み、着実に転職活動を進めてください。

そうは言っても、なにごとも計画通りに行かないのが世の常というもの。
不明点や不安なことがありましたら、お気軽にキャリアアドバイザーにご相談くださいね。

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