Fashion★シゴトNEWS
2017.02.20
有給休暇は買い取ってもらえる?!(3分で解決!ありがちトラブル相談室 vol.06)
こんにちは。
クリーデンスキャリアアドバイザーの丸山です。
皆さん、「プレミアムフライデー」って、聞いたことありますか?
政府と経済界が消費拡大への取り組みとしてすすめている構想で、
月末金曜の午後3時に仕事を終えて、
ショッピングや外食、旅行、趣味の時間に充てることを促進するとのことです。
月末金曜日の明るいうちから日本酒が飲めるなんて、サイコ―ですね。
でも現実的にそれを出来る企業ってあるのかな?
ほとんどが、締日でそれどころじゃない気がするのですが…。
本当に日本人は、働くのが好きですよね。
今回はそんな働きすぎの日本人にありがちな相談です。
- アパレルの生産管理をしているのですが、うちの会社、正直すごく忙しいです。
ここ1年有給休暇を取得していません。
いまの調子だと今年も取得できそうになりません。
友達が勤める会社では、有給休暇を買い取りしてくれるので、
私も会社にお願いしたのですが、
「うちには買い取りの制度はない」と断られてしまいました。
有給休暇の買い取りは会社の義務ではないのでしょうか?
残念ながら、会社が有給休暇を買い取りすることは原則として禁止されています。
もともと有給休暇とは、社員に有給で休暇を与えることで、
疲れた心と体を癒して労働力の維持を図ることを目的とした制度です。
買い取りが許されてしまうと、休日の取得促進が阻まれることになりかねません。
ただし、以下の場合は例外として買い取りが認められています。
・法定を上回る有給休暇
・時効によって消滅した有給休暇
・退職によって行使できなかった有給休暇
しかし、上記の場合も買い取りが法律で定められた義務ではないので、
判断は会社の自由です。
やはり有給休暇は計画的にとるべきですね。
6回目の「ありがちトラブル相談室」はこれにておしまいです。
休むことって大事ですよね。
日本人はまじめすぎるのか、めりはりをつけるのか下手なのか、
仕事とプライベートの境が無くなっている人が多いですね。
皆さん、ちゃんと休みましょう。
わたしもきちんと「休肝日」を設けます。って、なんの話?笑
それではさようなら。次回をお楽しみに。
筆者紹介
キャリアアドバイザー
丸山
米国CCE公認 GCDFキャリアカウンセラー。
1963生まれ。大学、ファッション系専門学校卒業後、1988年に株式会社ニコルへ入社。レディース、メンズのMDを経験した後、企画室マネージャーとして新規ブランドの開発やライセンスの管理に携わりました。その後2004年にクリーデンスへ入社し、以来、キャリアアドバイザーとして企画系専門職を中心にこれまで500名以上の転職をサポートしています。
詳細プロフィールはこちら
- Webサイトに公開している
求人・企業情報はほんの一部です。
転職をご希望の方は、まずクリーデンスの
転職支援サービスにご登録ください。 - 転職支援サービス 無料会員登録
Fashion★シゴトNEWS 最新記事
- やっぱり好きなファッションでキャリアを歩んでいきたい!未経験からコレクションブランド販売職へ―― 小澤さんインタビュー
- アパレル業界の平均年収と転職動向
- 転職活動うまくいかないのはなぜ…転職活動スタート編
- 長いスパンでお客さまの人生に寄り添える仕事―― 元ジュエリー販売職 角田さんインタビュー
- <アパレル・ファッション業界>名古屋/東海エリアで働きたい!転職・キャリア無料相談会
- <アパレル・ファッション業界転職成功事例:EC>「語学力×越境EC」希少なスキルをアピールして、希少なポジションへの転職に成功
- <アパレル・ファッション業界転職成功事例:販売>即戦力を強くアピールできる書類作成と面接対策で、念願のファッション業界へ復帰
- 販売職の経験が、新たなキャリアの道を生み出した―― SNS運用アドバイザー くまりなさんインタビュー
- アパレル・ファッション業界×転職市場 2023年振り返りと2024年の展望~事業責任者×マネージャー座談会
- <アパレル・ファッション業界転職成功事例:事務>こまめな状況把握で、離職中からの転居をともなう未経験チャレンジに成功