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2016.11.17

2016年10月の業界全体の動きと、転職時の年収の変化(CREDENCE JOURNAL vol.43)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2016年10月の業界全体の動きと、転職時の年収の変化についてまとめました。


2016年10月の動き

10月は新規求人(クリーデンスへお寄せいただいた求人)が横ばいだったのに対して、求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)は前月比93%と4ヶ月ぶりの減少でした。職種別ではMD、プレス・販促のほか、就業人口の多い店長・販売やデザイナーが減少しており、全体の傾向をけん引した結果となりました。

求職者の動きは例年、夏に小さく、また年末年始にかけて大きく落ち込む形をとることが多くなっています。
今月の減少傾向を年末年始の落ち込みが始まったと見るべきか、あるいは残り3ヶ月で再度の増加となる可能性ももちろん考えられますが、いずれにしても年末にかけては企業・求職者とも非常に忙しくなります。
転職活動に十分な時間を割けなくなると考えられますので、より良い求人を出会い、確実に選考へ進むためにも、早めの動きをお勧めします。


販売職の地域別比較

厚生労働省の発表によると、今年9月の有効求人倍率は1.38倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。求職者にとっては追い風といえるでしょう。

ところで、求職者はどのような理由で転職しているのでしょうか。
総合転職サイト「DODA」が半年ごとに発表している<転職理由ランキング>によれば、今年4~9月に転職活動を行った約3万人の転職理由のトップは「ほかにやりたい仕事がある」だったそうです。

思い描いている“やりたい仕事”が転職によって完ぺきにかなうかというと、なかなか難しいかもしれませんが、しっかりとご自身を見つめなおすことによって、より良い求人との出会いにつながる可能性は高まります。
そこで今回は、最も注目される雇用条件の一つ、“年収”の変化を調査しました。

転職年齢との強い関連性

グラフは、2015年11月~2016年10月にクリーデンスを利用して転職成功された方の、年収の変化を年代別に比較したものです。
これによると、20代前半の転職では全体の平均を15ポイント上回る65%の方が年収アップに成功していますが、年齢とともにその割合は徐々に減少し、40代以上の転職では、年収がアップした方は37%にとどまっています。
年齢の高い方は転職前の年収がすでに高いことも一因ではありますが、各社とも今後を担う若い力の採用に、より注力していることがうかがえました。

“年収アップ”の実情

今回の調査では、年収変化率の平均は103%で、微増という結果になりました。
採用時の年収は“前職を考慮”が基本かと思いますので、妥当な数字ではありますが、求職者の本音としては、年収は高いに越したことはないもの。主な転職理由ではなかったとしても、求人票などでしっかりと確認し、現状維持またはそれ以上を希望する求職者がほとんどではないかと思います。

とはいえ、求人票に書かれた数字だけで判断してしまうのは尚早です。
入社後のキャリアパスや昇給の仕組みによって、長期的に見れば年収アップにつながるパターンや、逆に、一見年収アップに見えるもののその後の昇給がほとんどないパターン、インセンティブをはじめとする各種諸手当がどこまで加味されているかなど、その実情は求人によってさまざまです。
ご紹介した求人の中でもし気になる点があれば、ぜひ担当のキャリアアドバイザーまでご相談ください。

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