Fashion★シゴトNEWS

2016.11.07

パルグループ 第2・第3事業部長 松本由美さんインタビュー(Fashion People+ Women vol.03)

「ファッション業界で働く女性がもっといきいき輝いて活躍できるように…」という思いから立ち上がった新企画、“Fashion People+ Women”。第3回目は、2015年にパルグループ初の女性役員に就任し、現在は第2・第3事業部長として、5ブランドを担当する松本由美さんにお話を伺いました。

パルグループ 第2・第3事業部長 松本由美さん
パルグループ 第2・第3事業部長 松本由美さん

まずは松本さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

もともと洋服が好きで百貨店で働いていたのですが、「店長として1つのお店を経営したい!」という思いでパルへ転職しました。いくつかブランドを経験した後、当時まだ大阪で1店舗だった「Ciaopanic」を大きくするチャンスがあり、パルグループ独自の”拝啓社長殿”という制度を使って手を挙げたんです。
そこからMDやバイヤー、ブランド長を経験し、「CIAOPANIC TYPY」の立ち上げを経て、2015年に第3事業部長に就任、執行役員になりました。現在は第2・第3事業部長として、5ブランドを見ています。

パル史上初の女性役員だったそうですね。

よくそう取り上げていただくのですが、私自身は「女性だから、男性だから」といったことを意識したことはないんです。「Ciaopanic」がメンズ・レディスの複合ブランドだったからかもしれませんが、常に男性も女性も活躍していましたから。 少し前までは結婚や出産、女性特有の人間関係の難しさなんかで、女性が継続して活躍するのは難しい状況もありましたが、最近は社内でも女性MDやブランド長が増えてきていて、ロールモデルが増えているのは良いなと感じています。

松本さんが仕事を頑張り続ける源泉になっているものや、大事にしていることは何でしょうか?

私はとくに「人が好き、人に興味がある」というところだと思います。担当ブランドはもちろん、他ブランドでもお洒落な子や可愛い子がいると、年下だとか関係なく話してみたいと思うし、おせっかいなくらいに気になるんです(笑)。
役員という今の立場になっても、年齢や立場関係なくメンバーの意見を大事にしていて、出来るだけ店舗や現場に足を運んでいます。今勢いがある子やチームがあればブランド問わずチェックして意見を聞いて、ブランドを超えて色んな人とコミュニケーションを取るようにしています。
自慢じゃないですが、当社には一緒に仕事をしたい、ご飯を食べに行きたいと思う素敵な社員がたくさんいて、困ったときは誰かが助けてくれる、本当に「人」の良い会社なんです。だから私自身、会社を辞めたいと思ったことは1度もありません。

そんな松本さんから、最後に共に頑張るファッション業界の方へのメッセージをお願いします!

私から伝えたいことは、「素直さ・柔軟性」を持ち続けてくださいということです。自分の思いを形にして実現するためには、素直に人の意見を取り入れ、応援し合える仲間を増やすことが大事だと思うんです。色んな意見があるとは思いますが、”自分には関係ない”とシャットアウトせず、ぜひ耳を傾けてみてください。

そして、これからファッション業界でのステップアップを目指す方へ。私は人とのコミュニケーションを通して成長してきました。人と交流することで自分自身も成長できるし、色んなものが広がっていきます。だから、自分1人で仕事をせず、積極的に周囲のメンバーと協力し合ってみて下さい。心を許せる人が1人でも2人でも増えれば、何かやりたいと思ったときにきっとその人が応援して力になってくれるはず。そう思えばこれからのキャリアに勇気がわいてきませんか?

松本さん、ありがとうございました!男女関係ない環境でキャリアを積み上げてきたこと、そして何よりも人との交流を大切にされている松本さんのこだわりを強く感じました。
このシリーズも今回で3回目。Fashion People+ Womenでは、今後も様々なキャリア、価値観の女性たちにインタビューしていきます。次回もお楽しみに。

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