Fashion★シゴトNEWS

2015.07.30

2015年6月の業界全体の動きと、2015年上半期の振り返り(CREDENCE JOURNAL vol.27)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2015年6月の業界全体の動き、さらに2015年上半期の振り返りをお伝えします。


2015年6月の動き

新規求人(クリーデンスへお寄せいただいた求人)は前月よりもやや増加していますが、昨年対比では87%と、2015年の採用意欲の落ち着きは依然として続いています。中でも生産管理職が昨年対比67%と大きく落ち込みました。

その一方で求職者(クリーデンス転職支援サービスへの登録者)は前月を下回ったものの、これは季節的な動きであり、例年と比較すると、転職意欲が低下するこの時期にしてはむしろ活発であると言えます。 職種別では、MD、パタンナー、生産管理など、モノづくり系職種の求職者が増えています。

とは言え、やはり季節的な例年通りの動きは避けられませんので、今年も8月半ばを底としてこれから求職者の動きは鈍化していくことが想定され、店長・販売職ではすでに、6月2週目から動きが鈍り始めています。 また、とりあえず登録はしたもののセール等で多忙を極め、実際に書類を作成して提出したり、面接へ赴いたりする時間はない、という方も少なくありません。

アパレル・ファッション業界では人が動きづらい夏。
裏を返せばライバルが少ないということですので、直近で転職を考えている方にとってはチャンスの時期と言えるでしょう。


2015年上半期の振り返り

早いもので2015年も半分が過ぎました。
そこで今月は、上半期のアパレル・ファッション業界の転職市場を振り返ります。
グラフの通り、職種ごとにそれぞれの傾向がありますが、全体では上半期は「求職者が活発な一方、新規求人が落ち着いた」半年でした。

活発な求職活動、その背景は?

まず求職者は3、4月頃から活発になり始め、5、6月には全職種が昨年対比で増加と例年以上の動きが見られました。 中でもMDの求職者は、半年を通じて大幅に増加しています。
この背景には大手アパレルのリストラがあると考えられ、該当する企業の方でなくても、将来を考え、情報収集を目的として登録されるケースが少なくありません。

一見すると落ち付いている新規求人も…

一方で新規求人は落ち着いています。
ただし好調な企業では、販売職を中心に積極的な採用活動を続けており、特に英語や中国語ができる人材は、マーケットで取り合いが起きている状況です。

販売職については求人数も減っているのですが、あわせて求職者数も減っていること、また前述したとおり語学などの「プラスアルファ」のスキルを求めていることなどから、依然としてニーズの高い状況は続いています。
採用難易度の高さから来年2月の出店を見越して、早くも採用活動を開始している企業もあるほどですので、気になる企業・ブランドがある方は、アンテナを貼っておくことをおすすめします。

下半期の展望と対策

下半期も引き続き「求職者が活発な一方、新規求人が落ち着いた」傾向が続くと思われます。
良い条件の求人には人が集まると考えながら、早めに動き出すことをおすすめします。

もっと詳しいマーケット感が知りたい、すぐではないが転職を視野に入れている、という方はぜひお気軽にご相談ください。

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