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2014.09.18

2014年8月の業界全体の動きと、職種別の正社員雇用率(CREDENCE JOURNAL vol.17)

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。
今回は2014年8月の業界全体の動き、そしておよそ1年ぶりに職種別の正社員雇用率についてお伝えします。


2014年8月の動き

8月も引き続き求職者(弊社転職支援サービスへの登録者)の動きは鈍り、また新規求人(弊社へお寄せいただいた求人)数も落ち着いた1ヶ月となりました。

職種別に見ると、営業の求人が昨年同月比で2倍近くに増えた一方で、求職者は約半分まで落ち込んでおり、営業職経験者の採用難易度は依然高いままです。 ここしばらく続くこの傾向を受けて、営業職の経験がなくても、ポテンシャルを見て採用したいと考えている企業が徐々に増えています。

9月は年度の節目となる企業が多いためか、例年通りであれば求職者、新規求人数とも大きな動きはないものと思われます。


職種別の正社員雇用率

昨年4月に改正労働契約法が施行されて以来、転職活動の重要なチェック項目として注目されている雇用形態。当「CREDENCE JOURNAL」では、昨年8月にも職種別の雇用形態調査を発表しましたが、それからおよそ1年を経てどのように変化したのか、今回あらためて調査しました。

全体では正社員雇用の求人が54%と、前回の調査を4ポイント上回りました。
職種別ではデザイナーが15ポイント上昇、店長/販売職で9ポイント上昇と、正社員求人の増加が顕著です。

特に店長/販売職は、以前であれば中途採用者は契約社員として雇用し、その後の活躍やキャリアチェンジに応じて正社員登用するケースが多かったのですが、最近ははじめから正社員として採用する企業が増えています。
もちろん労働契約法の改正を受けての変更もありますが、それに加えて、景況感が変化して人材が確保しづらくなっている、最近のアパレル・ファッション転職市場の影響も少なくないでしょう。

転職する上で、雇用形態は非常に重要な項目です。
もちろん、必ずしも正社員でなければならない、ということではありませんし、いきたい企業が契約社員雇用だとしても、それを理由にあきらめる必要はありませんが、長い目で見て「企業で働く」という視点で、入社後の正社員化の実績などを確認しておくと良いかもしれません。

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