2013年10月の業界全体の動きと、アパレル販売アルバイトの平均時給について（CREDENCE JOURNAL vol.7）

“企業の採用動向”をお届けする「CREDENCE JOURNAL」。今回は2013年10月の業界全体の動きと、「アパレル販売アルバイトの平均時給」をレポートします。

2013年10月の動き

10月は求職者数（弊社転職支援サービスへの登録者数）、新規求人数（弊社へお寄せいただいた求人の数）ともに活発な月となりました。

まずは求職者数について。
例年であれば展示会などで忙しく、転職意向の下がる時期ですが、今年はクリーデンスのマイページサービスがスタートしたことで、潜在的な転職希望者の動きが一時的に活性化したようです。特にMD、パタンナーの登録が多く、中でもパタンナーは過去2年で最も多くの登録がありました。

一方の求人数では、MDや販促・PR求人が増加しており、特にヤングレディースの小売系でその傾向が顕著でした。

この好況は11月も続くと思われますが、これから3～4月の転職を目指した活動が活発化するにつれ、企業の採用担当者も多忙傾向となるため、転職スケジュールの調整がキーとなってきます。現職との兼ね合いもあるとは思いますが、できるだけ計画的に活動することが成功への一歩となるでしょう。

今回は「アパレル販売アルバイトの平均時給」をレポートします。（この記事を読んでいる方は正社員・契約社員の方も多いと思いますが、業界動向としてチェックしてみてください。）

全国平均はこの3年で888円から931円へ、およそ50円上がっており、地域ごとに見てもほぼ全ての地域でアップしていました。この間は大規模な出店やリニューアルが重なっており、時給を上げて販売員を確保しようとする企業が多くあったためだと思われます。

気になる今後ですが、今年10月の最低賃金引き上げによる底上げに加え、消費税増税前の駆け込み需要に備えた短期的人員の確保が想定され、しばらくは上昇傾向が続く見込みです。

（※データは求人情報サービス「an」調べ。an発行のアルバイト系求人メディア：シゴト情報「an」に掲載された求人広告から、人材派遣業の求人広告を除いて集計。）