Fashion★シゴトNEWS
2012.03.23
会社を代表して買い付けているという自覚を常に持っています
会社を代表して買い付けているという自覚を常に持っています(成本亜弥子/アーバンリサーチ バイヤー)
「年齢を重ねてもずっと楽しむことができるファッションは、仕事としてもとても楽しいです」と笑顔で話すアーバンリサーチの成本亜弥子バイヤー。
年2回パリとニューヨークに買い付けに行くセレクトショップのウィメンズバイヤーとして3年前から活躍中だ。
そんな成本バイヤーが同社に入社したのは10年前。神戸の販売員として入社したという。
「仕事がすごく楽しかったので、売り上げアップや職場環境の向上を目指して、頑張りました。その頃は、会社の規模が小さかったこともあってズバズバと上司に意見を言っていましたね。お客さまから聞いた声を拾って、店舗改善のための提案をよくしていました」。
そんな努力の積み重ねや意欲が認められた彼女は、3年前、同社で2人だけのバイヤー職の1人として見事、抜擢された。
「感じたことや考えたことを周りにはっきりと伝え、意思表示することを心掛けています。店長代行だったときも、商品についての提案など積極的に意見を言っていたことが、結果的に自己アピールにもつながったのかもしれないですね」。
バイヤーは、最先端のファッションや雑誌では知ることのできない海外のカルチャーにふれられる魅力溢れる仕事だ。
「海外で自分の目で見てきたことを商品のバイイングに落とし込むことと、その服が売れるかどうかという視線を持つことを常に意識。初出張のときから、会社を代表して買い付けているという自覚を忘れないようにしています。商品がお客さまの手に渡るところまでを考えて、責任感を持って仕事をするのがポリシー」。
忙しい間をぬって、街のショップを回ったり、雑誌をチェックしたり、いろいろなジャンルの服を見てリサーチすることを日々怠らない。
入社当初は、少人数だった同社も今や社員数900人規模に急成長した。
「今も変わらず社員はとても仲が良い。メンバーと本音をぶつけ合うことができて恵まれた環境だと思います。今後は、会社がどうなっていきたいかという指針も考慮しながら、業務を続けていきたいですね」。
この特集記事は2012年3月19日(月)発行のWWD JAPAN「東京ランウェイ2012 S/S ファッションイベント新時代の幕開け!」に掲載されたものです。
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