アパレル企業特集

2020.01.15

KID BLUE(株式会社カドリールインターナショナル)

インナー未経験からスタートしたベテラン店長が語る
キッドブルー流の「心地良い働き方」とは?

「気持ちの良い時間 気持ちの良い空間」をコンセプトに、トータルにリラクゼーションを提案するインナー・ルームウェアブランド、「KID BLUE(キッドブルー)」。今回は、前職で子供服メーカーで販売職をしていたという、大丸東京店 店長の山入さんにインタビュー。キッドブルーに興味を持ったきっかけは?インナー未経験からのチャレンジに不安はなかった?今の仕事のやりがいは?…など、気になるお話をお伺いしてきました。

今回、この方にお話を伺いました!

キッドブルー 大丸東京店 店長

山入 美保さん

キッドブルー 大丸東京店 店長 山入 美保さん

千葉出身。短大の保育科にて保育士・幼稚園教諭の免許を取得。新卒で子供服メーカーへと就職。5年間、販売職として従事し、リーダーポジション。2008年、カドリールインターナショナルに転職。現在はキッドブルー大丸東京店で店長として活躍中。

偶然目に留まったキッドブルーがとても素敵で、
私もここで働いてみたい!と思った

山入さんが、前職からキッドブルーへ転職したきっかけと決め手は何だったのでしょうか?

私は子供が好きで、実は短大では保育士・幼稚園教諭を目指して免許を取得したんです。一方、家業の八百屋を手伝う中で、接客の楽しさも感じていたので、両方をかなえるべく、新卒で子供服メーカーに就職しました。最初の3年は、販売職が自分に向いているかどうか見極める期間と決めて、接客の仕事を覚えたり、後輩に仕事を教えたりと、様々な経験を積みました。その3年間はとても楽しくて、「これからも販売職として仕事をしていこう」と素直に思うことができました。

すると次は、「このまま前職で働き続けるのか?」と考えるようになりました。子供も子供服も大好きだけど、せっかくであればもっと違うことにもチャレンジしてみたい、という気持ちになってきたんです。

販売職で働くと覚悟を決めたからこそ、シンプルに「新しいチャレンジがしたい」と思えたのでしょうか。

そうかもしれません。そんなことを考えながらさらに2年ほど働いていたある日、肌着を探しに買い物をしていたら、偶然キッドブルーのお店が目に留まりました。私が今まで抱いていた肌着のイメージを覆す、素敵な世界観を持ったお店だな!と感動して、「こういうお店で働いてみたい」という気持ちが生まれました。
経験もない中で専門的な商品を扱えるのかという心配もありつつ、店長さんに軽く話をしてみたら、「経験なくても全然大丈夫!ぜひチャレンジしてみて!」と背中を押してくださったので、思い切って応募してみました。

相談を受けた店長さんも嬉しかったでしょうね!

接客していただいた店長さんが、キッドブルーの世界観を伝えるのが上手だったので、より惹かれて「働いてみたい」という気持ちまで高まったのだと思います。面接官の方もすごく良い方で、本当にご縁があったとしか言いようのない出会いでした。

もともと子供が好きで選んだ前職を離れる寂しさはありませんでしたか?

それはもちろんありました。地域密着型のお店だったので、ご贔屓にしてくださるお客さまもたくさんいらっしゃいましたし。ただ、これからのチャレンジのことをお話しさせていただくと、「山入さんと離れるのは寂しいけど、チャレンジを応援するよ」「ひとつのところに留まるのもある種の選択だけど、違う世界に飛び込んで違うことを学ぶのも人生をより豊かにする手段だと思うよ。頑張って」と言ってくださって。当時の店長も私の気持ちを第一に優先してくれて、前進する思いで転職することができました。


お客様に笑顔で帰っていただく接客が一番大切
これはどこでどんな商品を扱ったとしても変わらない

カドリールインターナショナルに転職後、キッドブルーでのお仕事についてお聞かせください

入社後は接客の仕方、肌着の基本知識、ブラジャーの採寸方法など、キッドブルーで働く上での基本的なことを学びました。その後、当時あった青山路面店で店舗研修し、1か月後に大丸東京店へと異動しました。私は千葉に住んでいるので、通いやすい店舗に配慮してもらった形です。

配属はある程度配慮してもらえるものなのでしょうか?

住んでいる地域やライフイベントなどに合わせて希望を伝えることができます。もちろん、各店舗の人員状況や店舗特性との相性などもあるので、100%叶うわけではありませんが、一定の配慮はしてもらえます。通勤が大変だと日々の負担になってしまうので、ありがたいですね。

大丸東京店は、私の配属の少し前にオープンしたばかりの新店だったので、店長を中心に「みんなでお店を盛り上げていこう!」「顧客さまを作っていこう!」と、とても良い雰囲気で、高いモチベーションを持って働くことができました。当時の店長がとてもフレンドリーで優しくて、でもそれだけでなく、仕事ではしっかり指導してくれて、私のキッドブルー人生の中でも基盤になっています。その店長が代官山店の店長として異動した2014年、大丸東京店の店長となりました。

インナー業界からの転職と、インナー未経験の方はどちらが多いですか?

インナーは広い業界ではないので、未経験での入社が多いです。ファッション業界で別の商材を扱っていた人や、カフェ、パン屋など、何らかの接客・販売に携わっていた人が多いですね。珍しい例だと、前職が獣医というスタッフがいます(笑)。
私のように、何らかの形でキッドブルーに触れて世界観に魅力を感じてという人もいますし、下着の良さ、ルームウェアの大事さを改めて感じ、もっと知りたいという意気込みで入社してくれる人もいます。ブランドや商品に魅力を感じる気持ちは働く上でとても大事だと思うので、そういう方々が一人でも多く増えると嬉しいですね。

山入さんが前職での経験が活かせていること、キッドブルーで新しく身に付けたこと、それぞれいかがでしょうか?

前職と比較してもっとも異なる点は、扱う商品が大きく変わったことによる客層の変化です。
下着やルームウェアを求めて来てくださる方は本当に幅広く、中学生がお母さんと一緒にファーストブラジャーを買いに来てくださることもあれば、90代の方がお越くださることもあります。プライベート性の高い商品なので、フィッティングの際、裸になることに抵抗のある方も当然いらっしゃいますし、ボディメンテナンスに気を使い、身体にフィットする一着を探しに来られる方もいらっしゃいます。さまざまな年齢層、ご要望のお客さまみなさんにご満足いただくにはどうすれば良いか、はじめは戸惑いました。

下着、ルームウェアというセンシティブな商品ならではのサービスが必要なのですね。

特にブラジャーは洋服と比べてサイズ展開が細かいので、フィッティングには洋服とは別の知識が必要です。またご年齢や体形などによって、ベストな素材や商品の形なども異なります。ただ、そうした前職までとの「違い」は入社後に研修や実務を通じて学ぶことができるので、不安に思う必要はありません。

一方、変わらないのは、お客様に笑顔で帰っていただく接客が一番大切だということです。
これは、どこでどんな商品を扱ったとしても、サービスとして変わらない考えだと思います。


心地良い空間をスタッフ全員で作り上げ、お客さまにご提案できる喜び

キッドブルーならではの知識やスキルを身に付けるための環境を教えてください。

入社直後は、会社やブランドの歴史を知る研修や、商品・接客について学ぶ研修があります。中堅社員に対しては、次の店長を目指すための研修。店長は、店長向けの研修とは別に、4回の店長会があります。また、フィッティングや自社商品を深く知るための研修などもあります。
もちろん、店舗で店長や先輩社員からOJTとして教わる環境もありますし、店舗で解決できないことが発生した場合は、本社に電話して相談に乗ってもらうこともできます。本社との距離が近く、悩みがあったとしても長くは引きずらず、すぐに相談して解決することができるので、私自身、安心して働けています。

山入さんが店長として大切にしていることは何でしょうか?

大きくふたつあります。 ひとつは、店舗はスタッフ全員のものだということです。私は店舗の代表として責任を持って先頭に立っていますが、当然、一人で作ることはできません。日々の業務の中ではスタッフの自主性に任せたり、スタッフに相談したり意見を聞いたりして、「あなたがいないとこのお店は成り立たないんだよ」「みんなでお店を作っていこうね」という思いを伝えるようにしています。基本的には全員人が好きで価値観も似ているので、明るく楽しく店舗運営しています。

もうひとつは、スタッフが持つ個性を伸ばしていくことです。私たちが目を向けるべきはお客さまなので、前提として、お客さまに居心地の良いお店だと感じてもらうにはどうすれば良いか?というサービスの基本をしっかり指導することを心がけています。そのスタンスが前提としてあれば、全員がまったく同じサービスを行う必要はないというのが私の考えです。スタッフ一人ひとりがお客さまのための行動を考え、実現していくためのサポートをしていきたいです。

店長業務に限らず、今のすべての仕事の中でどんなときにやりがいを感じますか?

自分で言うのは少し恥ずかしいのですが(笑)私のことを慕ってお店に来てくださるお客さまがたくさんいらっしゃることです。ありがたいことに、もっと近くに店舗があるにも関わらず、遠方から飛行機や新幹線で来てくださる方もいらっしゃって。もちろん商品をお買い上げに来てくださることが前提ではありますが、「山入さんに会いに来たよ」と言ってくださることが一番のやりがいです。
そう言ってくださるみなさんの期待を裏切らないようにこれからも頑張っていきたいです。

山入さんが思う、キッドブルーのここが好き!というポイントを教えてください。

ベストワンは心地良さです。キッドブルーは「気持ちの良い時間 気持ちの良い空間」というコンセプトを掲げているのですが、そのような空間をお客さまにご提案できることも嬉しいですし、何より働いているスタッフが優しくて思いやりを持っている。そんな環境で働けることが一番の魅力です。

制度面では、有休を取りやすいのが嬉しいです。公休と有給を繋げて数日~1週間程度の連休であれば、事前に相談してもらうことで、実現することも可能です。また、女性ありきの職場なので、以前よりライフイベントに合わせた働き方を大切にしているのも嬉しいポイントです。プライベートの充実は大事ですからね。

とても居心地がよく、働きやすい環境が伝わってきました!では最後に、こういう人と一緒に働きたい、というメッセージをお願いします。

人のために何かをしたい、人のために熱くなれる、お客さまが笑ってくださるのが好き、など、人に対する思いが強い方と一緒に働きたいですね。どんなに仕事が正確で早かったとしても、人と接することが苦手だったり、人に興味がなかったりすると、心から「お客さまのために」という気持ちでは頑張れなかったり、距離ができてしまったりすると思うんです。それだと働いていてもなかなかモチベーションが上がらないので、接客の仕事をする上では、人が好きであることが一番大切かなと思います。

経験はなくても、新しいことを吸収することに対して前向きで、熱意を持って取り組める方であれば大歓迎です!ぜひお待ちしています。

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KID BLUE(株式会社カドリールインターナショナル)

KID BLUE(株式会社カドリールインターナショナル)

事業内容 インナーウエアを中心とした商品の企画・製造・販売
ブライダル用ファンデーション、和装用ブラジャー等の企画、販売
事業所 東京都目黒区上目黒 1-10-2 サクセス代官山
設立 1979年12月19日
代表者 代表取締役社長 井上 誠治
従業員数 250人(2020年1月現在)
資本金 5,000 万円

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