アパレル企業特集

2018.12.18

PLST(株式会社プラステ)

プラステが目指す「No.1」への道とは?
代表取締役社長 河﨑 邦和さんインタビュー

大人の様々な生活シーンに対応したオリジナルラインを中心に、世界各地でセレクトしたスタイリッシュな旬のインポートアイテムを扱うセレクトショップ、「PLST(プラステ)」。2018年9月1日、株式会社リンク・セオリー・ジャパンから分社し、株式会社プラステとして新たなスタートを切りました。今回は、代表取締役社長の河﨑 邦和さんにインタビュー。分社の背景やファーストリテイリンググループにおける立ち位置、プラステの目指す成長、求める人物像などについてお伺いしました。

ファーストリテイリンググループという唯一無二の強みで
大きく成長していくために

2018年9月1日、リンク・セオリー・ジャパン(以下、セオリー)の一ブランドであったプラステが株式会社プラステとして分社しました。その背景にはどういったことがあったのでしょうか?

元々プラステは、セオリーと同じ販売手法・採用・経営で運営してきました。しかし、ブランドが成長するにしたがってそれぞれの独自性が強くなり、経営体制自体を分けたほうが双方の成長に繋がると判断したことが分社の背景です。
ファーストリテイリンググループにおける立ち位置を見ると、プラステはユニクロとセオリーの間の価格帯の市場を開拓し、まずは国内での店舗の拡大を目指しています。

分社によって変わったこと、変わらないことはそれぞれどんなことでしょうか?

業務そのものはほとんど変わっていませんが、分社したことで、セオリーの一員としてではなく、プラステとしてのあるべき成長、あるべきものづくり、あるべきサービス、というものが明確になりました。
一番大きく変わったのは採用ですね。今まではセオリーとして採用していたので、プラステで働きたい、といって応募される方はそれほど多くはありませんでした。分社後は、中途・新卒を問わず、プラステに興味を持ってご応募くださる方が増えています。

この価格帯・ターゲットは競合が多い市場ですが、プラステにはどのような強み・差別化ポイントがあるでしょうか?

競合の多い市場だという認識はありますが、私たちにはファーストリテイリンググループのブランドであるという大きなアドバンテージがあります。売上総額1兆7000億円を超えたユニクロ、2000億円以上まで成長したジーユーといったグローバルブランドの事業拡大ノウハウや商品開発力、生産力といった資源を最大限に活用することで、プラステならではの強みをより高め、同価格帯のブランドの中でもNo.1を目指せると考えています。

なるほど、グローバルブランドのノウハウが活用できるというのは大きな強みですね。

商品開発面においてはセオリーやユニクロ、ジーユーの資源を活用しつつ、それらの価格帯では実現できない上質なものづくりを目指しています。サービス面においてはセオリーで培った接客力を活かし、さらに自由にお選びいただく気軽さも備えつつ、各ブランドの良いところを踏襲し、プラステにとってのベストを構築しているところです。


より多様な大人の生活シーンに寄り添った商品を展開
プラステならではの「世の中に影響を与えるアイテム」を開発する

続いて商品展開についてお伺いします。現時点でキャリア層へのアプローチはある程度確立されているようにお見受けしますが、今後の方針としてはいかがでしょうか?

これまでは面積が小さい店舗が多く、商品数も限りがありましたが、今後店舗拡大を行うにあたって、商品カテゴリーを増やし、すべての生活シーンに対応できる品揃えにしなければならないと考えています。
「ビジネスシーンで着用できる」アイテムがベースにはなってきますが、ビジネスカジュアルなど着崩したオフィススタイルをはじめ、オフの時間を過ごすためのカジュアルウエア、スポーツテイストウエア、ラウンジウエアなど、さまざまなシーンで楽しめるアイテムをさらに提案していきたいですね。

プラステと言えばレディースのイメージが強いですが、メンズ強化についてはいかがでしょうか?

レディース発祥のブランドなので、今後メンズの認知度を高めていくため、メンズ商品も展開していることをしっかりと打ち出していきます。グローバル展開に向け、メンズの拡大も目指しています。

現時点で感じているプラステの課題や改善点はどのようなものですか?

ものづくりの点でいうと、世界中の情報とお客様の情報をしっかり捉えて、プラステの商品に反映させていく力をもっと磨いていかなければなりません。
ファーストリテイリンググループでは現在、「情報製造小売業」を目指しています。お客様の声や情報をすべてのエンジンとして、お客様を中心に、企画・製造・販売のすべてを動かすということです。

目に見える、手の届く範囲での情報収集で「これを作ろう!」ではなく、自分たちで新しいチャンスを見つけ出してものづくりをし、新しい価値を発信していく。たとえばユニクロはヒートテックやウルトラライトダウンといったヒット商品を生み出しましたが、プラステというブランドの世界観の中で、世の中に影響を与えるアイコン商品を生み出していかなければなりません。


自分の手掛けた仕事がどんな結果・成果に繋がっているのか

“新生プラステ”を成長させていくために必要な人物像とはどういった方でしょうか?

ものづくりをしている人は、自分の作っているもの、携わっているブランドが好きであって欲しい、というのが根本にある私の考えです。そして、考えたこと、思いついたこと、変えていきたいこと、何でも口に出して、話し合っていきたい。そうすることで議論が進み、改善と成長に必ず繋がりますから。
プラステは今後拡大していくとはいえ、ユニクロやジーユーと比べるとまだコンパクトな組織です。いかにスピード感を持って意思疎通できるか、素早く意思決定できるか、ということが今後の成長における重要なポイントです。まさに“即断・即決・即実行”、どんどん行動して、動きながら改善し、より良いものづくりをしていく、というのが基本スタンスです。

今いらっしゃる社員の方々は、ご入社の時点でそのようなスタンスをお持ちだったのでしょうか?またはご入社をきっかけに能動的なスタンスに変化していったのでしょうか?

自分の手掛けた商品がどんなお客様に売れているのか、どんな風に喜んでくださっているのか、ということに関心を持って仕事をするスタンスは、前提としてあったと思います。
ファーストリテイリンググループでは常に「全員経営」を目指していますが、それは、ひとつはお客様のことを常に一番に考え、お客様のために自分で考え行動する、ということです。デザイナーをはじめ本社スタッフも、お店に足を運んでお店のスタッフやお客様の声を聞き、市場がどうなっているかを肌で感じ、それをクリエイティブに反映して欲しいと考えています。

社員の方々はプラステでどのような仕事のやりがいや面白さを見出しているのでしょうか?

仕事のやりがいや面白さを実現するには2つのポイントがあります。ひとつは自分の成長を実感できること、もうひとつは自分が役立っていることが実感できることです。この仕事は一人ではできないので、お互いが協力し合って、手伝ってくれてありがとう、あの商品良かったね、あなたのおかげで助かったよ、といったことが自然と言い合えるチームでありたいですね。自分の作ったものや仕事への反響を受け止めて、それをモチベーションにしてまた頑張る、そういう仕事がやっぱり一番楽しいと思うんです。

そうした環境で僕たちと一緒にプラステを創り上げていきたい、ファーストリテイリンググループが持つ資源を存分に活用し、世の中に影響を与えていきたい、という方からのチャレンジを、心からお待ちしています。

PLST(株式会社プラステ)

PLST(株式会社プラステ)

事業内容 衣料品、鞄類および衣料雑貨の企画、製造、輸出入及び販売
事業所 本部:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー
設立 2018年4月2日
代表者 代表取締役社長 河﨑 邦和
従業員数 955名(2018年12月1日時点)
資本金 1,000万円

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