アパレル企業特集

2016.02.15

株式会社ジーユー(株式会社ファーストリテイリングのグループブランド)

圧倒的な規模とスピードで、他では味わえないものづくりを 1兆円ブランドを実現させる「生産部」のチャレンジにせまる

「ファッションを、もっと自由に。」というコンセプトを掲げ、創業10年にして国内最大規模のファッションSPAブランドのひとつとして見事な成長を遂げた「GU(ジーユー)」。現在GUでは、売上1兆円と品質向上に向けた組織拡大を行っています。そこで今回は、他社で生産経験を積み、ファーストリテイリング・GUの門をたたき、現在なくてはならない存在として活躍してらっしゃる3名のみなさんにインタビュー。部長の今村氏からはGUにおける生産部のミッションについて、現場の中島氏、椎木氏からは具体的な商品にまつわるエピソードを交えてお話をお伺いしました。
ここでしか読むことができない独占インタビュー、ぜひご覧ください。

高品質・低価格・納期・イノベーション―
GUを1兆円ブランドにするための生産部の役割

商品本部 副本部長 兼 生産部 統括部長 今村裕一氏

さっそくですが、生産部を統括する立場として、GUの成長性についてお伺いできますか?

2016年で10年を迎えるGUは、ファーストリテイリンググループの中でも、特に“ファッション”をより自由に楽しむ、ということをお客さまに届けることをミッションとしています。そのコンセプトにフォーカスして、ファーストリテイリンググループのプラットフォームを活かしながら成長戦略を実現しています。

具体的には、売上1000億円を超えて2000億円も目前、その後は3000億円をめざし、1兆円規模のブランドとなることを目標にしています。現時点では同規模の企業もたくさんありますが、他の企業やブランドと比べて圧倒的に抜きん出ており、どこにも負けないと自負しているのが、その驚異的な成長スピードです。

生産部の話をすると、あくまで例えではありますが、他のブランドが180日掛けてものづくりを行っているとしたらGUはその半分で行う、低価格で他のブランドにも負けない品質を実現する…ものづくりの仕事に携わったことのある方の中には、もしかすると「そんなの無理だ」「ありえない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。我々にとっても非常に難易度の高いチャレンジですが、それでも実現していきたいですし、GUならできると考えています。

今回、10数名規模で生産MDの増員を検討しているとのことですが、それも1兆円ブランドを目指すための準備ということでしょうか。

はい、その通りです。
商品企画や商品計画、営業など、それぞれに組織としての役割がありますが、生産部の役割は、Q(クオリティ・品質)C(コスト・低価格)D(デリバリー・納期早いモノづくり開発)I(イノベーション・新しい価値を持つ服)の4要素を実現することです。

しかし現在は成長スピードに伴う組織強化が追い付いておらず、そのどれもが満足できるレベルに達していない状況です。

GUのビジネスを深く理解し、一緒に同じ方向へ進んでいくには一定の時間も必要ですので、今後の事業計画やグローバルにおける競合SPAの動きなどを鑑みると、今のタイミングで組織強化を行わないと事業拡大に間に合わないのです。

そういう意味では「興味はあるけど今のタイミングかな」と迷っている方がいらっしゃいましたら「今のタイミングです!」と声を大にしてお伝えしたいですね。今の成長スピード、そして将来性、チャレンジの大きさ、どれをとっても今のGUが一番ダイナミックで刺激的だと思います。

1兆円を目指すため、生産部として乗り越えるべき課題や、組織強化を経て実現したいことについてお聞かせください。

高品質・低価格・納期・イノベーション― GUを1兆円ブランドにするための生産部の役割

簡単に言えば先ほどの“QCDI”を高いレベルで実現することですが、その中でも特に重視しているのは「品質の向上」です。
これまでは、低価格で商品をお届けするために、ある程度品質を抑えなければいけないところがありました。
しかし、特に直近1年ほどでお客さまの層も広がり、期待値はぐっと高くなりました。ここからさらなる成長を目指し、1兆円を実現するには、今後さらに広い年齢層、海外を含めた世界中のお客さまに商品を届けることが必要ですが、現在の抑えた品質のままではお客さまの期待に応えることはできません。
圧倒的に品質を上げ、最速のスピードで開発し、店舗まで商品を届ける。世界中に最適な拠点を設け、最低コストを実現する。これらを実現するために、われわれは最強のプロ集団にならなければなりません。
今回の組織強化では、さらに多くのお客さまにファッションを楽しんでいただけるブランドになれると確信しています。

すごくチャレンジングで壮大なプランですね!

仰る通り、とてもチャレンジングです。他社と比べて10倍、50倍レベルで刺激とワクワク感があり、それがGUで働く一番の魅力だと感じています。

どこでその差が生まれるかというと、繰り返しになりますがやっぱり圧倒的な規模感とスピード感かなと。
あくまで僕の経験の話ですが、前職では何かを決めるにも多くのプロセスを挟むため時間が掛かってしまっていたところ、GUでは経営陣も含めワンフロアで働いていますので、何事も即断即決で進めることができ、ビジネスを動かす上でのスピードがまったく違います。
それに加えて、どうすればQCDIが実現できるかのプランを立てられる「構想力」と、他部署や取引先と連携してチームで成果を出す「実行力」、一人一人の社員がこの力を発揮してきたことで現在のGUがありますし、これからのGUを作っていくと考えています。

現在、日本のSPAでここまで成長の幅を見せてグローバルにチャレンジできるブランドは他にありません。
今の企業で歯がゆい思いをしている方、やりたいことを我慢している方、直接お客さまと対峙できずもどかしい思いをしている方、仕事の手ごたえがなくこのままでいいのだろうかと不安に思っている方、そんなみなさんにとって、GUはすべてが解決でき、また新しいチャレンジができる場所です。
日本を代表するグローバルブランドになる、その瞬間を一緒に味わいませんか?

今村さんにASK!

これまでのご経歴は?

新卒で総合商社へ入社し、繊維部門のアパレルOEM部署へ配属されました。
商社時代には生産地である中国・北京に4年ほど駐在し、帰国後にはユニクロの営業担当となり生産部に出向という形で常駐、ユニクロのオフィスで働かせていただきました。はじめの2年は日本、その後1年は上海での勤務で、出向期間が終了するタイミングで縁あってファーストリテイリングへと転職、ユニクロの社員として引き続き生産部、上海の責任者として生産部統括部長をつとめました。
その後、1年と少し前にGU生産部へと異動になり、上海から日本へ帰国、現在は商品本部の副本部長として、商品計画部部長、GU生産部の統括部長をつとめています。

GU転職のきっかけは?!私はココに惹かれて決めた!

転職時はユニクロ配属でしたので、ファーストリテイリンググループとしての話になりますが、大きくふたつありました。
ひとつはマインド面で、商社の人間として取引先であるユニクロに常駐する中で、ファーストリテイリングの企業理念、柳井会長や経営陣の考え方に強く共感し、ファーストリテイリングの社員として、一緒に世界No.1に挑戦してみたいと思ったこと。もうひとつはビジネス面で、OEMとしてオーダーを受けて動く商社という受け身の立場ではなく、SPAとしてお客さまに直接アプローチできる主体的な立場で仕事ができるところでした。

GUのどんなところが魅力?

GUの良いところは売り場を大切にしているところです。店頭に立つスタッフだけでなく、全社員がお客さまにより良い商品をお届けすることを考えて、驚くほどのサイクルでビジネスを回しています。一般的に、ものづくりのためのサプライチェーン構築は外部の商社に委託することが多い中、ファーストリテイリングでは独自のサプライチェーンを構築しているため、ものづくりから店頭に並ぶまでを一気通貫で進めることができ、自社内で主体的に動かすことができます。これはSPAの中でも大きな強みだと感じています。

 

株式会社ジーユー(株式会社ファーストリテイリングのグループブランド)

株式会社ジーユー(株式会社ファーストリテイリングのグループブランド)

事業内容 ジーユーブランドの衣料品・雑貨等の企画・生産・販売
事業所 本部:東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー
設立 2006年3月
代表者 代表取締役社長 柚木 治
従業員数 729名(2015年3月現在)
資本金 1,000万円

 

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