Fashion★シゴトNEWS

2014.12.15

「TaaKK」デザイナー 森川拓野インタビュー

出産・育児・介護をサポートする制度や週2日のノー残業デーなど、ワークライフバランスを実現できる環境が整っている
出産・育児・介護をサポートする制度や週2日のノー残業デーなど、ワークライフバランスを実現できる環境が整っている
写真上:2014AWアイテム 写真下:森川拓野さん

今回は、現在日本のファッションシーンにおいて新進気鋭のブランドとして注目されている「TaaKK(ターク)」のデザイナー 森川拓野さんに、自身の仕事観やこれまでの経験から考えるファッション業界で働く魅力を伺いました。

ファッションに興味を持ったきっかけは?

中学の部活がサッカー部だったんです。ユニフォームはチームで決まったものでしたが、練習着は自由だったんですよ。だからね、ゲームシャツにこだわってみたり、スパイクとソックスの色の組み合わせ気にしてみたり。。サッカー部って、他のスポーツ系の部活よりも若干チャラいっていうか(笑)、結構見た目を気にしている友達も多かった。3年生になって部活が終わると、その頃は古着ブームだったから、友達と古着を買い漁りましたね。
高校では部活をやらずにアルバイト。そのバイト代でブランドものを少しずつ買うようになっていったら、いつのまにかファッションにどっぷり浸かってました。

その後、文化服装学院に進学。この頃からファッションで食べていこうと?

はい、漠然とですけど。母が洋服を作れたということで、洋服を“買う”だけではなく、“作る”ということを身近に感じていたことも大きかったかもしれませんね。

卒業後はイッセイミヤケへ。森川さんのキャリアのスタートとしてイッセイというブランドを選んだのは?

実は卒業間近にして就職決まってなかったんですよ(笑)。文化に3年、その後BFB(文化ファッションビジネススクール)に1年通ったんですけど、気づいたらBFB卒業というタイミングが迫っていて(笑)なので、先生に紹介してもらって、イッセイで企画のアルバイトをさせてもらうことになったのがきっかけでした。

世界的に有名なブランドでのアルバイトということで、大変なことも多かったのでは?

雑用ばっかりでしたね。掃除、文房具の発注、15:00になったらお茶を出す…上司のスケジュール管理までやってました。もうデザイナーというより秘書でしたね。ただ慣れてくると、ディスプレイ用の帽子を任せて貰ったりもしました。でもやっぱり雑用に時間を取られるから、家に帰って、夜遅くまでミシン動かして、次の日寝坊して遅刻して説教される、なんてことを繰り返してました。ただ上司は「しょうがねえな~」と呆れながらも、認めてくれたので、根性だけは評価してくれていたのかなと今では思います。

“雑用ばっかり”これは若手が避けて通れない道ですが、頑張れた理由は?

今も雑用ばっかりですよ。もっと言うと、アルバイトから社員になった後も毎日が雑用でした。チーフデザイナーの補佐や、工場に頭を下げたりと…独立してからですかね、「デザイナーだな」と感じることができるようになったのは。周りが想像するようなかっこいい仕事なんて、ほんの一部です。でも、その雑用の積み重ねが最終的にデザインに繋がっていくんだと思います。

この続きは「Fashion People+ファッションピープル」Facebookページをチェック!ファッションを仕事にする魅力や、ファッション業界で働く方々への熱いメッセージを頂いております。

今回、この方にお話を伺いました!

TaaKK デザイナー森川拓野
文化服装学院卒業後、、(株)イッセイミヤケ入社。
ISSEY MIYAKE / ISSEY MIYAKE MEN パリコレクションの企画デザイン担当を経て独立。2012年 森川デザイン事務所設立 自身のブランドTaaKKを立ち上げる。
国内セレクトショップでの展開にとどまらず、海外の合同展示会への出展、パリのセレクトショップ L'ECLAIREUR(レクレルール)でも展開がスタートするなど、国内外から注目を集める新進のメンズブランド。

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